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自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
今回、女優は脱がないそうです。

ちょっとほっとしてみたり。

あっ、どうしよう!「女優」の範疇に入ってなかったら!
「今回、子役ね」とか言われてがっつり脱ぐ役だったら!

35歳目前にして子役。
しかも脱ぐ。



いや、それはないと思いますが。

ちなみに本チラシ第一弾、刷り上がってます。
明日解禁です。

それをご覧いただくと分かると思いますが、
なんていうか、その、




いや、でも、今回、女優は脱がないそうです。


本チラシ、4バージョンありまして、一番「まとも」な
ものから解禁なのですが、一番「まとも」なのがアレ
かと思うと…


いや、でも、女優は脱がないそうです。断じて。



あれ?
女優は、ってとこが気になりますね。


いろいろ言ってますが、まだキャストも全く内容を
知りません。12月の稽古開始時にきっといろいろ
明かされるんだと思います。楽しみです。

皆様にも楽しみにしていただけると嬉しいです。

* * * * * * * * * * * * *

鵺的『カップルズ』
作・演出  高木登

出演   実近順次
      杉木隆幸
      橋本恵一郎
      平山寛人(鵺的)

      菊地未来
      宍戸香那恵(ユニークポイント)
      外山弥生
      宮嶋美子

2012年1月27日(金)~31日(火)
下北沢「劇」小劇場


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『大津波のあとに』森元監督のFacebook投稿から転載します。
ぜひ観てください。今、観てください。
2作品を同時に上映し、終了後にトークを行う、ということが
本当に意味を持つ興行です。
この形式で、この時期に観る、という経験をぜひ。

<以下引用>

おはようございます。
『大津波のあとに』『槌音』の上映時間が確定いたしました。
11月19日(土)から25日(金)、渋谷アップリンクXで連日18:45
スタートです。
一週間限定ロードショーとなります。上映後、毎回トークを行う
予定です。

... 『槌音』監督の大久保愉伊(彼も最近フェイスブックをはじめ
ました)と二人での配給・宣伝体制ですので行き届かない点が
多々ありまして恐縮ですが、みなさまのお力添えをいただけたら
幸いです。よろしくお願いいたします。
http://fartheron.soragoto.net/index.html

毎日更新限界ですorz

というわけでこれからはちょっとゆるく行きます。

とりあえず、毎週金曜には必ず更新して、週末に
読んだり観たり食べたりして楽しめる情報を
あげていこうと思います。あと稽古と撮影日記!

今後ともよろしくお願いいたします。

外山弥生

都電に乗って全く関係ない何も知らされていない
他の乗客の皆さんに紛れてエチュードをやり、
試演会で前川さんと短いシーンをやり、相手役
とも同じシーンをやり、エチュードをやり。
ちなみに相手役は、鵺的で演出助手などされて
いる勝呂さんでした。お若いのに落ち着いていて
素敵な方です。どれくらい若いかっていうと、干支が
一緒。地味にダメージくらいました(笑)

試演会のあるワークショップっていいなと思い
ました。お客様に観ていただいてこそですね。

とても収穫の大きい二日間でした。
前川さん、関わった皆様、ありがとうござい
ました。

ちなみに都電エチュードはこちらでみられます↓
Ustream

私もまだ観てないので、今夜観るのが楽しみです。
サンシャインに行きたいけど行き方が分からない
親子に、親切な他人がよってたかって道案内する
けど全員間違っている、というお話です。
よろしければご覧ください。

毎月開催されているワークショップです。
ご興味あればぜひ。

前川麻子さんのワークショップ「素の表現方法」、
昨日が一日目でした。

素でいるってむつかしいですね。とてもむつかしい
です。だけど、できるようになったらきっととても
楽しいんだろうなと思います。
今日、二日目で、且つ最終日なんですけど、少しでも
できるようになるといーなー。なんとなく、何か
ちょっと足かがりがあるような気はするんですけど。

ちなみに昨日やったこと。

まずビールを吞みました。
それから自己紹介をしました。
むしろビールを吞みながら自己紹介をしました。
本当です。

読み合わせをしました。
ワークショップは、自分と同じ台本を他の人がやって
いるところをたくさん観られるのが好きです。
前川さんとも読み合わせをしました。楽しかった!

エチュードをやりました。へとへとになりました。
もうほんとびっくりするくらいへとへとでした。

そんで、今日やること。

昨日やったことを組み合わせて試演会をします。
自己紹介とお芝居とエチュード、でも、たぶん、
自己紹介とお芝居とエチュード以上のものが観られると
思います。次回はぜひ見る側で試演会に参加したいと、
出る前から思っているくらいです。いや実際、この
ワークショップシリーズの試演会は一度は観たほうが
いいんじゃないかしらと思います。
エンタテインメントとして。

と、その前に、都電に乗るんだった、みんなで。
移動のためじゃないですよ、もちろん。楽しみ。

そんで、終わったらたぶんたくさんお酒を吞みます。
飲み会は苦手だけど、楽しみ。

あ、試演会は誰でも観られます。七時半からですよー。
私の友だちで観たい方はメールくださいませ。

そして今からワークショップだったりします。明日はワークショップレポートを書く予定です!

以前お知らせした、写真と朗読と生演奏のイベント、ちょっとだけ詳細出ました。

12月11日(日)昼
Miiya Cafe
@銀座
※時間は未定、19時半以降、他の出演者と順番に出演する対バン形式です。
朗読出演:佐々木彩、外山弥生
出演?演奏:Monchika、青木紗織
脚本:外山弥生
原作?撮影?編集?監督:宮本ハラグロ匡
宮本匡さんのブログ(撮影日記や過去作品の予告も!)

子象とうさぎの、涙を巡る冒険物語。
私はツンデレなうさぎの女の子の声を演じる予定です。

またお知らせします!

ときどき眺めてにやにやするサイトのひとつ。
どれか欲しいんですけど、どれも欲しくて悩む
んですよね~。
うーん、腹這いのペンギンか、見返り黒猫か、
でもハダカデバネズミもものすごく捨てがたい、
もっさもさに積み上がったリアル垂れパンダ、
あとファージ!ファージDNA注入中!

決められない。

郵便番号枠スタンプもかわいくて、そのために
無地の封筒わざわざ買っちゃいそうだし。

いっそ絵柄持ち込みで、実家の猫で作っちゃう
かなー。

そんなわけで今日もにやにや悩んでいます。
決められない!

アニマルスタンプ・カワナ


『大津波のあとに』森元監督のFacebookより転載。

『大津波のあとに』『槌音』、渋谷アップリンクでの
ロードショー日程が決定いたしました。

11月19日(土)から25日(金)、一週間限定ロード
ショーになります。
時間は未定ですが、決定次第お伝えさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
http://fartheron.soragoto.net/index.html

私は以前の上映期間中に観てきました。

『大津波のあとに』は、震災の直後、被災したご友人に物資を
届けたさらにその先まで、単身撮影に行ったドキュメンタリー。
監督は報道映像から映画まで、広く映像を撮っておられる方です。

『槌音』もドキュメンタリー。被災地出身で、今は東京で暮らして
いる非常に若い監督の作品です。ご自身やご家族が撮られた
被災前の映像も多く挿入されています。

たくさんの方に観ていただきたい映画です。
ぜひお運びください。

公式サイト

おすすめっていうか、昨日最終巻だけ読んだのですが、
そう、一巻どころか一話も読んだことないのにいきなり
最終巻読んだんですが、面白かったというか、「これ、
途中の巻がめちゃくちゃ面白いだろうな」という
印象だったので、これはぜひ一巻から読まねば!
という、自分用メモに近いです。すみません。

男女の中身が入れ替わるっていう、さんざん使い
古されたSFラブコメ設定で、こんなに生き生き描ける
んだなーと。そして完結してるし、完結の仕方も
よかったので安心して読めるのです(笑)

落ち目のアイドルグループ・源氏物語が枕営業を
命じられたのは、国の象徴たるやんごとなきあの
お方だった…!

劇団公式ページ

* * * * * * * * * * * * *

前回の「よ~いドン!死神くん」は、広い劇場を
場面ごとに分けて使っていて、それがちょっと
もったいないなーと思ったのですが、今回は
小さめの劇場をフルに使っていて、それがちょっと
手狭そうだなーというか、難しいですね。

お芝居は面白かったです!分かっても分からなく
てもいいよという細かいパロディがたくさん突っ込
んであって、個人的に一番ツボだったのは、
タイトルのロゴが「君に届け」だったことです(笑)
「君に届け」ファンだからこそ、あれは笑いました。

前回はまったく素顔の分からなかった竹岡常吉
さんが今回は素顔でシリアスからハイテンション
までこなしていて楽しかったです。前回もほんと
素晴らしかったんですけど、こうやって素顔の
お芝居を観ちゃうと、やっぱ白塗りはもったい
なかったのかも、って思いました。

ていうか、劇団員がここまで一人一人濃くて
上手くてキャラクターかぶってない劇団って、
やっぱそれだけで楽しいです。こないだアガリスク
エンタテイメント観てても思ったんですけど、
劇団員だからこそ出るグルーヴ感みたいなもの
絶対あって、プロデュース公演とか実質的に
プロデュース公演に近い公演とか多い(らしい)
この時代に、劇団員率が高いお芝居ってなんか
すっごく楽しい。のです。

小岩崎小恵さんは、キレイとカワイイのダブル
ヒロインを生き生きと、増田赤カブトさんは謎の
迫力と華がなんかすごいし、CR岡本物語さんは
相変わらずシュアな音とリズムで無茶振りだらけ
の役柄をすいすいこなし(この人、楽器できるの
かなあ。なんかリズムの良さが半端ない)、
サイショモンドダストさんはうまく言えないけど
こんな役者さんいるんだなあ現代にという感じで
(褒め言葉です)、そして吹原幸太さんの冷静な
ツッコミが冴えまくる。

他にもレギュラーっぽい役者さんが何人かいる
ようですが、今度は劇団員だけのお芝居も観て
みたいなと思いました。なんか、劇団っていいな
と思うお芝居でした。次回もぜひ観たいなと思う
お芝居でした。

やっぱバンドにならなきゃね、バンド。
MUのアユムさんの受け売りですけどね。

前にもちょっと書きましたが、12月に出演する
朗読と生演奏と写真のイベントの台本を書いています。
子象と子うさぎのちいさな冒険と友情の物語。
クリスマスシーズンらしいほんわかメルヘンに
仕上がりそうです。

私の役は、子象か、子うさぎか…とにかく久々の
人外を予定しております(笑)

またお知らせいたします。お楽しみに!

渋谷の地下の打ちっぱなしのライブハウスで、
オリジナルの音楽で、
オリジナルの衣装で、
生演奏で、
ダンスで、
意外にもちょっとドキュメンタリー演劇なお芝居。

それだけでも素敵すぎるほど素敵で、俳優さんの
ちょっとした指先の動きとか、衣装を透かして
見える舞台美術とか、台詞みたいに雄弁で
衣装みたいに色とりどりの、でもたった一台の
ピアノが奏でる音色とか、そんなものにうっとり
しているうちに物語はどんどん進んでいって、
そのうち、赤い人と緑の人が向かい合っている
だけでぞくぞくしたり、ピンクのピアノが青い人を
見つめる目つきでぼろぼろ泣けたり、白い人に
恋したり黄色い人に恐れおののいたりして、
とにかくなんだかわからないけどいっぱい涙が
出ました。

私の知ってる劇団だと、ゴゴアメ好きなら絶対
好きだと思います。
あとは、そうだなあ、たいせつなともだちができて、
そのともだちに会えなくなったことのある人は、
観たほうがいいような気がします。

日曜までです、お見逃しなく。

公式サイト

12月に、写真と生演奏と朗読のイベントに出演します。
銀座のライブハウスです。

今、原作をもらって台本を書いています。
子象とうさぎと女の子の、とても可愛らしいお話です。

私以外のキャストはみんな歌い手さんという、ちょっと
変わったイベントになるそうです。

またお知らせしていきます!

来年の一月に出演する舞台です。
画像をいただいたので改めてアップ。


(クリックで大きくなります)

お楽しみに!

ちっぽけな古本屋の奥で、古本の管理も碌にせず、
日がな一日手紙を書いたり読んだりしている主人と
秘書。それもそのはず、古本屋で一年に稼ぐ金額を
二日間で、しかも手紙をやり取りするだけで稼げる
商売を発明したのだから…。(「古本屋」)

「この20ポンドはする絹の傘を差し上げます、その
代わり1ポンドいただけませんか?足が痛くて、
タクシーに乗って帰りたいのです」とても品の良い
老人に懇願され、母子は傘と1ポンドを引き換えに
したが…。(「アンブレラ・マン」)

国で一番、それも飛びぬけて醜い男ヘンギストに
国王が与えたとんでもない褒美、それは「王女を
含む国中のすべての女を好きにしてよい」という
ものだった。家臣たちは憤り、女たちはおびえた
が…。(「王女と密猟者」)

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* * * * * * * * * * * * *

イギリスに昔から語り継がれる小噺、と言われたら
信じてしまうほど、見事にまとまって風格のある
短編小説集。

ロアルド・ダールは原書でも少し読みましたが、
日本語で読んでも印象が全く変わらない、という
ことは、翻訳もとても良いのだと思います。

私が特に好きなのは、上に挙げた「王女と密猟者」。
お伽噺っぽい序盤から筒井御大風味のご褒美が
国中を慌てふためかせる中盤ときて、ラストが
とてもキュートなのです。ロアルド・ダールの文体は
とても簡素なのですけど、修飾語の選び方とか、
ほんのちょっと台詞に足された味付けが絶妙に
効いていて、王女と醜男がどちらも最高に可愛く、
そして王様が小憎らしくも素敵に見えてくるんです。

オチが分かっちゃう作品もあるんですが、オチに
期待するよりは古き良きイギリスの空気感を
楽しむ作品だと思います。
勝田文「プリーズ・ジーヴズ」や草川為の短編が
好きな漫画読みさんにおすすめしたいとこです。

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美しさだけを武器に香水店の売り子になり、
美しさだけを武器に売れっ子になった娘。
ところが妊娠したわけでもないのに身体が
太りはじめ、剛毛が生え、腹部には乳房の
ようなふくらみが…。

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* * * * * * * * * * * *

「フランス人の描く恋愛ものってのは、もう、
ほんっとどれもこれも…」
と思いながら読み進めるひたすら扇情的で
自堕落な序盤、

「あら?カフカ?」
と気づかされる中盤、

「ええ?『ニキータ』?『ベティ・ブルー』?」
となる終盤を経て、

まさかのエンディング。
一気読みしました。

映画『ピアノ・レッスン』好きだったら好きだと
思います。私は好き。

主人公の性的遍歴はたくさん描かれますが、
直接的な描写のあるシーンはほぼゼロです。
そんなところも好き。

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うちのばあちゃんは、ボケてない。
明らかにボケちゃってる母をなんとかボケてない
ふりで押し通そうと奮闘する息子と、その元・嫁。
二人の離婚で独立を強いられた子供たちと、
息子の姉=おばあちゃんの娘夫婦も加わって、
事態は大混乱…。(「ファミリーコンフューザー」)

50代男性が孤独死した現場を片づけに来た清掃
業者と、雇い主の不動産屋から派遣された若手
営業マン。初めは清掃業者たちの不謹慎さに翻弄
されるばかりの営業マンだが、ふとしたことから、
男性が残した謎の手記が見つかり…。
(「無縁バター」)

公式サイト

* * * * * * * * * * * * *

コント寄りで、だから深い人間ドラマに期待しちゃ
いけない、でも、だからこそ安心して笑えるコメディ、
なのですけども。

「ファミリーコンフューザー」の「おばあちゃん」役を
演じる大久保千晴さんがすごいです。MU「5分間
だけあげる」で、気弱そうに見えて子どもは虐待
してるし夫の幼馴染と不倫してる、っていうひどい
女をさらりと演じてましたが、今回もすごい!
リアルなおばあちゃんらしさとかは追求してないの
ですが、それでもちゃんとおばあちゃん。序盤から
目につく非常にコント的な演出があるのですが、
そして、クライマックスでその演出の必然性が
明かされるのですが、と言っても別にその演出が
なくても成り立つというかないほうが「演劇として
レベルが高い」みたいな評価を受けそうなのです、
が、だがしかし、大久保さんのその瞬間の表情と
あいまって、「いやこの演出しか正解はないだろ!」
みたいな、ものすごい緊迫した空気が生まれるの
です。なんつうか、その場だけ、その状況だけで
生まれる表情ではないのです、あれは。「老人」
というものが背負う様々なものがあそこで一気に
吹き出したような。

本役があまりにハマってるので、チラシは若干
残念。チラシより本役のほうが絶対いいです。

「無縁バター」のほうはさらに荒唐無稽なコメディ
ですが、劇団員二人の息の合った掛け合いが
観ているだけで楽しくてこれはこれで。風琴工房
のワークショップでご一緒した菊地奈緒さんが
思いがけず出演してらして、彼女の「その役らしさ」
が確実に物語の「ありそうっぽさ」を底上げして
いたりして、実質プロデュース公演である公演の
あるべき姿を観た気がしました。

短編2作品、どちらも楽しめます。予約すれば
2000円という値段も手が届きやすいし、週末に
何か面白いもの観たいな~という方はぜひ。
月曜日まで。



公式サイト



顕史郎さんとみさっちゃん。
スイート・テン・ダイアモンドな雰囲気の二人。

からの、



陽気な幽霊割り込み。

こんなシーンはもちろんありません。
ドキュメンタリーなので!!

ちなみにお二人は照明の当たり具合を調整する
スタッフさんのためにここに座ってます。
私はふざけただけです。
ふざけた私を笑いながら撮ってくれたのは、
作演出の瀬戸山さんでした。「やっぱ外山さん、
幽霊っぽ~い!」って言いながら。

朗らかな現場でした。



あーあ、終わっちゃったなぁ。

サワちゃんを演じたみさっちゃんこと秋澤弥里ちゃんの
ブログ
から、写真をちょこっと転載。

hotparticle01.jpg

作・演出の瀬戸山美咲さんを演じる佐藤みゆきっちょむと、
一緒に福島20km圏内を目指した友人たちを演じるメンバー、
稽古場での通称・クルマ組。

車に乗ってる、つもり。

稽古終盤からは本物の車で稽古してたので、打ち上げで
この時期の写真をみんなで見て爆笑しました。稽古場に
あったハンガーをハンドル代わりにしてたからね!!

劇中で運転シーンのあった西尾さん、浅倉さんの苦労は
相当だったと思います。お疲れ様でした。

個人的には、姿勢悪く座り続けるのが割と腰に来ました。
通ってる整体の先生が触って一言、

「なんや、また猫背の役か。」

はい、すみません!

「ほな、猫背でも痛とならんようテーピングしたる。」

いつもありがとうございます!

あ、超名医です。そして超トラキチです。
いつでも紹介しますよー。

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稽古場のすみっこで劇中歌・中島みゆき「ファイト」を歌う
佐藤みゆきっちょむとわたくし。

きっちょむの歌の上手さにはただただびっくりでした。
あまりに上手すぎるので、本番ではわざと下手に歌うよう
指示されてました。

(ちなみに作・演出の瀬戸山美咲さんもめっちゃ歌上手い
です。ていうか、座組、歌うまい人多すぎでした。)

2時間出ずっぱりで躍動する佐藤みゆきっちょむは本当に
素敵でした。しゃべり、叫び、笑い、泣き、怒り、歌い、走る
きっちょむを何時間でも観ていたいようなお芝居でした。
それを支えるほかのキャストもそれぞれに濃くて熱くて、
スタッフの皆さんが実はそれ以上に濃くて熱くて、この作品
に参加できたことに、それを可能にしてくださったたくさんの
方々に心から感謝します。
特に夫に感謝です。すごくすごく助けてくれました。たまには書いても
いいですよね、こういうこと。でも恥ずかしいからちっちゃく書きます。


みさっちゃんのブログはほかにも稽古場秘蔵写真が
満載です。ぜひ遊びに行ってみてください!

テーブルに積まれた札束が倍に増えた。
誰も手を触れてもいないのに。

人の心理をあざむく犯罪の数々を、寡黙な
刑事と、マジックだけを心の拠り所とする
孤独な天才少女マジシャンが次々と解決!
連続事件の果てに見えてくる全貌とは。

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エンタテイメントって何か、を熟知している
作家だけに、寡黙でデキる男と孤独で純粋な
少女の取り合わせで進む物語は、お約束が
過ぎる、というか、絵として完璧すぎる部分も
あり、好みが分かれそう。つまり、ハリウッド
娯楽大作を楽しめるかどうかってことですが。

なんですけど、マジックの常套手段の解説と、
それをどう詐欺犯罪に応用するか、そして
それを瞬時に見抜く少女マジシャンの頭脳
パート、彼女のアドバイスで事件を解決する
刑事のアクションパート、この波状攻撃的な
構成がなんとも小気味よくて楽しいのです。
マジック好きな方ならぜひおすすめしたい!

あと、ハードボイルドって、成人男性よりも
10代女性を主人公に据えたほうが馴染むもの
かもなーと思いました。正直、男目線で願望
入りまくったリアリティのないヒロインなのです
が、このお話の中では「アリ」なんです。

というわけで、好みは分かれますが、私は
楽しめた一冊でした。

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木魚を叩くだけのアプリです。
猫が入ってます。
妙にハマるのです。

まずは動画をどうぞー。

木魚(猫入り)

始まりは次女がせがんだプチ整形だった。不在がちの夫を
よそに、母と姉妹が転落していく整形地獄。(「臍」)

女性の尻に下半身を押し付けたとして痴漢で逮捕された男。
しかし彼の興味はそんなところにはなかった。(「膝」)

殴られ虐げられて育った少年は、ある雨の日に不思議な男
と出会う。その出会いがきっかけで、ボクサーへの道を歩み
はじめるが…。(「顎」)

身体の部位をモチーフに、サスペンス、フェティシズム小説、
心理ホラー、青春ファンタジーなどなど、幅広いジャンルを
鮮やかに描き分けた短編集。

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上にも書きましたが、モチーフを統一してジャンルをばらけ
させた短編集なので、読み手を選ばないと思います。

特に「膝」はすごかった!かなり特殊な趣味を持った主人公
ですが、その趣味に合致しない奥さんと結婚していること、
その理由、家庭内での振舞い、そういうフェチ部分以外の
リアリティが濃くて、実在の人物がモデルなんじゃないかと
思えてきます。

明るい日向に立っている人の影法師を覗き込んだら奈落に
落とされるような感覚の短編集。江戸川乱歩、藤子不二雄A
が好きな方におすすめ。

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