自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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その女に出会ったのは、人事責任者と
して立ち会った短大卒新入社員面接
試験の場だった。自分を含め、満場
一致の「不可」。全く目立たない女
だった。

だがその夜に立ち寄ったバーで同じ女
を見かける。彼女は誰もが惹きつけ
られる美しくも有能なバーテンダー
だった。そして同じ晩に女のもう一つ
の顔を目撃したことで、男の人生は
決定的に狂って行く…。

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登場人物の誰にも全く感情移入でき
ない、なのにこんなに面白く読めた
小説は初めてです。

何しろ全員自己中だし破滅型だし独占
欲が強くてプライドが高くて、頭は
いいはずなのにわざわざ間違った方へ
突っ走る!(笑)特に主人公の恋人の
瑠衣!美人でスタイル良くて仕事も
料理もその他なんでもできて、ならば
もう主人公なんて捨ててしまえ!(笑)
まあでもこういうだめんずウォーカー
いるものなあ。

それでも面白いのは、江國香織的どろ
どろ恋愛パートと辻仁成的自己内面
ダイビングパートと山崎豊子的虚々
実々企業内戦争パートと、渡辺淳一
いや勝目梓的暴力と官能のミルフィーユパートが、うまーく入れ替わり立ち
替わり展開して、しかも文体は一貫
してるってところなんだと思います。
名文ではないかもしれないけど、
たぶん「読ませる」ってこういうこと
だなあと思う、力と勢いのある作品
でした。

まーでも主人公まっっったく好きに
なれないですけどね!意味不明且つ
ご都合主義レベルに喧嘩も強すぎる
しね!!

ともかく面白いです。

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