自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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先週、「B612」という公演を観てきました。公演はもう終わってしまったんですけど、好みの劇団なので書いてみます。

上手い俳優6人だけで作った劇団。で、客演を呼ばず劇団員だけの座組。上手い作品が出来上がるに決まってるんですけど、閉じてて面白くないこともありえる、のですけど、そうならずにちゃんと外に開かれてて、それはたぶんいい意味での隙というかデコボコ感があるからだと思います。えっと、みんな上手いんですけど、上手いの方向性が違うんです。キャラクターとかお芝居の質だけじゃなくて、得手不得手がバラバラ、なのかな。

1作品を1回観ただけなので、独断と偏見と失礼な表現に充ち満ちていますがお許しを。

橋本達也さん。ナチュラルとデフォルメ、自分と相手、全体、いろんなバランスを取るのがとても上手いです。人の台詞を聞いている姿がとても絵になります。

小林高之さん。天性の役者。華と稚気と可愛げ。稽古場での姿が想像できない、舞台の上にしか存在しない人なんじゃないかという空気感。器用さもありつつ、やっぱり稚気。

岡村 まきすけさん。華やかな容姿と、それに似合わない実直で真面目なお芝居。時々素になってて、そこが面白かったり。メンバーの中でこの人だけにょきっと大きいのがそれだけで可笑しい。

永山 盛平さん。ディズニーアニメのキャラクターみたいなこってり感をかろうじて地に足着かせる生活感。竹中直人的な。私と体格変わらないらしいのですが、舞台だとかなり大きく見えます。

宮本 正也さん。声がいい。とにかく声がいい。いい声をいくつか持ってて使い分けられる。それを武器というより自分で自分をパロディーするネタみたいにしてる。お芝居は余白が多め。

榎原 伊知良さん。容姿からしてものすごくうさんくさい。もうこのうさんくささだけで10分もたせられるといううさんくささ。面識ないのにごめんなさい。でも作・演出を担当されてるという事実にさらにうさんくささ倍増。

脚本と演出については、ちょっと行き届いていないような気がするところもあったのですけど、6人の俳優それぞれの魅力、取り合わせの魅力が素晴らしくて、夢中で観ました。そんなお客さん多かったと思います。爆笑じゃなくって共感の温かい笑いがとても多かったです。カーテンコールはもうちょっとでダブルコールになるとこだった、ダブルコールしたかったな。

あと、男優だけのお芝居って、やっぱり憧れます。自分が絶対できないだけに。(いや、女優だけのお芝居も好きだし、やりたいけど。)

次の公演もぜひ観たいなと思います。

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