自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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中流家庭に育ち、真面目に勉強し、名門株ディーラーで修行して株屋としてデビューしたその日に大恐慌の煽りで失業したジョーダン。だが彼の快進撃はそこから始まった。カネへの執着心だけは一人前のゴロツキどもを雇ってセールストーク術を徹底的に叩き込み、屑同然の株を高く売りさばいて、瞬く間に大成功!同時に警察にも目をつけられ始めるが…

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むっちゃくちゃ面白くて3時間ほとんど笑ってました!

なんというか、ボケ倒しなんですよ。主人公とお父さんが深刻な顔でずーっと話す内容が女性のムダ毛処理の話だったりとか、老婦人に脱税の片棒担がせる密談のはずがラブシーンみたいになっちゃったりとか、「えっ、えっ、ちょっと、これなんのシーンなの?」って感じで笑わせてくる。出てくる人みんな、とても狡猾なんだけど、とてもバカなんです。愛すべきバカとして描かれてるわけじゃなくて、悪すぎてバカすぎてもう嫌うことが不可能、笑うしかない。

で、笑うしかない状況が積み重なりすぎて唐突に泣けてきたりして。社内レクリエーションの一環として(!)大金をエサに髪を剃られる美人事務員のもうほんと微妙な表情とか、薬でぶっ飛びすぎてヨダレを垂らし顔を歪めてる主人公とか、なんか、もう自分の人生省みて泣きました。髪剃られたこともぶっ飛んだこともないんだけどなぜか省みちゃうんです。

そうそう、ヨダレを垂らし顔を歪めてるディカプリオは爆笑ものです。何かの映画で動物の声帯模写がめちゃめちゃうまくて驚いたけど、今回は顔芸がすごい。身体能力も。身体の動きで笑わせてきます。ラリって立ち上がれない状態で車に乗るシーンは必見です。

笑わせる一方で、大勢の社員が心酔するほどの演説を打ち、数々の美女にモテモテな色男ぶりも披露し、ここぞというところでカメラに向かってドヤ顔でモノローグ。普通の人が一生かかって使うよりも多いエネルギーをこの映画に注ぎ込んでるんじゃないだろうか。しかも主演だけじゃなくプロデューサーまでやってるんですよね。バケモノ…。

あと、カメラワークが楽しかったなー。主人公が演説してるオフィス内をカメラがふわーっと飛び回るカットが印象に残ってます。大スペクタクル映画じゃないけど、映画館で観るべき映画だと思う。

話題になってる通り、ほんと言葉は汚いしドラッグ描写だらけだし3分に1回くらい女の人が脱いでるし、受けつけない人は受けつけないと思うのだけど、私は存分に楽しみました。できれば字幕をなるべく見ないで観てほしいです。字幕読んでると色々見逃すし、かなり先読みで字幕が出るので、台詞の面白さが激減します。

あ、女の人の裸はいっぱい出てきますけど、エロティックさはほとんどないです。スポーツかゲームみたいでした。

会社創立メンバーで、入社当時シングルマザーで子どもの授業料を主人公に前借してたっていう役があって、ほぼワンシーンの役なんですけど、この役をやってた女優さんがそれはもう素晴らしくって、40代はこういう女優になりたいなと思いました。

つらつら書いたけどおすすめです、特に舞台好きにはおすすめです、台詞がほんと細かいので。

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