自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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噂なんですけど、当日は台本が1ページだけ展示されるらしいです。でも架空の台本なので、役者も誰一人として読んだことがない台本なんだそうです。何それ面白い。

さて今日は外山が出ない作品のご紹介です。ほんとは全作品紹介したいんですが、2チームに分かれて稽古した関係で、4作品は私も本番で初めて拝見する予定になってまして、一緒に稽古した2作品だけ。2作品だけなのに長文になる予感ばきばきです。どうかお付き合いください。

☆5/1(木) 16:30/18:00
『夜を通る』
蓮根わたる、横田純、年代果林


ごくありふれたおうちの、全然ありふれてない一夜の物語。

部分上演には参加しませんが、稽古と写真撮影では母役で出演しています。「もういい加減、母とかやりたいんですよ!」とあちこちでこぼしていましたら、辻本さんに拾っていただけました。感謝。初めての50代の役、なるべく「50代らしさ」「母らしさ」を考えず、ただただ家族とそこにいることを楽しみました。写真はたくさん飾っていただけると思うので、チェックしてみてくださいね。老けメイクしました^^

さてこの作品、部分上演シーンの稽古でいきなり主宰に「百点満点」と言わしめ、そのあとも稽古のたびに見学者を本気泣きさせるという、別名「蓮根わたるのすべらない話」。いやなんたって父役の蓮根わたるさん。「アポトーシス」で素敵ヒールをこなしておられますが、こちらでは実にお茶目で可愛くて、ちょっと適当なところがどうにも憎めないお父さん。そんなお父さんに見入ってたらもう、いや、泣くよね。「あれ?開演から1時間観てたんじゃない?」ってくらい本気で泣くよね。

そんな蓮根さん、今週は「軋み」という舞台作品に出演しておられます。こちらでは「ザ・飛び道具」だそうです。稽古期間中に偶然「軋み」衣装を見せていただいたのですが…絶句、のち、爆笑。いやこの蓮根さんを見ない手はないですよ。脚本も私の大好きなブラジリィー・アン・山田さんでして、観る前からおすすめできる稀有な舞台です。とある女性作家の死を巡るブラックでスリリングな100分あまり!「架空の箱庭療法」とは全く違う蓮根さんを楽しみたい方はぜひ。

詳細こちら!
http://ameblo.jp/kishimi2015/
ご予約こちら!
http://ticket.corich.jp/apply/62606/has/

ほら、蓮根さんの話だけでこんなに長い。でもまだ続きますよ。

「アポトーシス」ではかなりの嫌な奴設定の横田純さんが、こちらの作品では蓮根さんと私の一人息子で、真面目でちょっと不器用な三十代男性をリアルに演じておられます。母は楽しかったですねー。口では息子のことけなしちゃったりするんだけど、それに同調されようもんならすぐさま怒りのスイッチ入るんだなあとか、父と子の衝突のおさめかたとか。息子と大人同士で会話する瞬間と、5歳くらいの子どもに見ちゃう瞬間と、高校生くらいのイメージな瞬間がシームレスに。上演しないラストシーンではとても大人に見えたのが不思議でした。すみません、横田さんの話と息子の話が混ざっている(笑)それくらい自然に物語の中で楽しめた作品でした。

そして「あたらしい部屋」部分上演をぐいっと引き締めてくれる年代果林ちゃん、こちらでは父子の微妙な間柄を実にさりげなくつなぐヒロイン。なんでしょうね、彼女の実在感というか日常感ってほんと貴重だと思う。彼女と横田さんが並んでると、この物語の数年後がふわりと感じられてとても好きです。家族ものの醍醐味ですよね、「その後」。

☆5/3(日・祝)13:30/15:00
『無産市民のお茶会』
さいとう篤史、林恵里、横田純


さて「夜を通る」が蓮根わたる無双ならこちらは横田純無双。共演者にその可動域を褒め称えられた眉毛と、無茶なこと言ってても妙に説得力のある美声を生かして共演者をぶいんぶいんと振り回し、振り回した共演者の遠心力で自分も振り回されちゃう様を存分に楽しんでいただきたい。

振り回される名手がさいとう篤史さんです。「アポトーシス」では正統派ヒーローですが、こちらでは正統派巻き込まれ型主人公。ああそうだ、この二人、今気づいたけど、「すごいよ!マサルさん」のマサルさんとふーみんみたいなんですよ。めっちゃ振り回されて突っ込みまくってるうちに、ふと気づくと、「あれ?ふーみんが一番おかしくない…?」みたいなことになってる。「ピューと吹く!ジャガー」でジャガーさんと一緒にいい笑顔でジャンプして丸い枠で囲まれちゃうピヨ彦みたいになってる。なってるよ、さいとうさん!

と考えると「あたらしい部屋」ではジブリーな朝ドラーなヒロインの林恵里ちゃんがこっちではたいした飛び道具なのも納得できます。やっぱりヒロイン気質です。なんだけど、うすた京介ヒロインなんです。可愛い笑顔でさいとうさんの心臓を突き刺しとどめを刺すさまはまさにモエモエ。モエモエ時々メソ。無邪気に猪突猛進するさまは「武士沢レシーブ」のちはるちゃん兼イヌーピー感もあり。自意識やや高い女子な感じは「ピューと吹く!ジャガー」の高菜さん的でもあり。つまりうすたヒロイン。なんかすごい納得。うすた京介読まない方、すみません。伝われ!

こんなこと言ってますが会話劇です。リアルです。ご安心ください。あるカフェの休憩室のひとコマ。特に心に残るものは何もありませんが(笑)、そこがいいのです。「日常って結構面白いじゃん?私の周りも結構面白いんじゃん?」って思えます。

そんなわけでこの2作品もとってもおすすめなのです。半券提示で割引ありますよ!お時間あればぜひ。あと、念のため、どちらも10分です。即興です。自分でも書いてて忘れかけました。

予告編しか見せてあげない。
舞台模型と舞台写真で再現する《実在しない演劇作品のカタログ展》。
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Nichecraft 辻本企画「架空の箱庭療法#3」
期間:2015年4月29日(水・祝)~2015年5月3日(日・祝)
会場:吉祥寺Gallery re:tail
http://thetail.jp/contact-map
開館時間:12:00~19:00(最終日5/3のみ ~17:00)
展示観覧のみ:無料(予約不要)
部分上演:500円(前売当日共通)
部分上演・パンフレット付(要予約):800円

【部分上演とは?】
展示されている「架空の演劇」の「架空のワンシーン」を役者がエチュードで再現します。

ご予約は下記もしくは右のメールフォームから承ります。
https://www.quartet-online.net/ticket/kakuu03?m=0aadijg

*受付および当日券の販売開始は開演の15分前です。
*それぞれ上演時間は約10分です。お時間には余裕をもってお越しください。

☆リピーター割引☆
ご観劇一度ごとに半券にスタンプを押させていただきます。スタンプひとつにつき50円割引!つまり3回目は100円割引、4回目は150円割引、10回目からはなんとタダ!!全8作品制覇&パンフレット購入でも3,050円というお値打ちです。複数回ご覧の方はぜひ半券をお持ちくださいませ。あくまで半券ベースなので、当日飛び込みでも適用されます。

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