自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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なんかもう好きすぎてまともにレビューが書けないので、とにかく好きだということを書いておきます。全カット好き。ヒロインいや主人公の最初の衣装の背中についた小さなリボンとか、踏切ですれ違う赤い車とか、そんなところまで好き。めちゃめちゃぴったり来る。

東京で一人暮らし、でもバイトに時間通り行くことすらできない、同僚と最低限のコミュニケーションもとれない、親から届いた荷物の現金仕送りだけそそくさと財布にしまって大して感謝もしてないふうの自堕落な(というより、何かしらのディスオーダーがある、というふうに私には見えました)ヒロイン(いや、やはりヒロインでなく主人公と呼びたい)が、ふと出会った盗撮が趣味の男と仲良くなっていく、というお話。なんですけど、ひとつも二人を美化してなくて、なのに二人ともむちゃくちゃ愛しく見えてくるところがたまらないのです。ラスト近くの弁当食べながら手紙読むくだりからの展開には度肝を抜かれました、いくらでも「いい話」に持っていけるのにそっち行っちゃうんだ!と。

村松正浩監督「兄、兄、兄、妹」以来の、心をぶち抜かれた映画です。こういうのに時々出会うから日本映画ってたまらない。不定期にあちこちで上映されていますので、情報をお見かけの際はぜひ。

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