自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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祇園でも評判の芸妓「おもちゃ」は、男を軽蔑し、口先と無邪気なそぶりで男を騙しては
手玉にとっている。
一方、姉の「梅吉」は、男に頼り、心を尽くしては利用され、捨てられてばかりいる。
姉の様子に業を煮やした「おもちゃ」は一計を案じ、姉の間夫を追い出していい旦那を
つけようと画策するが・・・。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

「生きたがり」つながりでもう一つ。

私が「おもちゃ」を名乗る理由の一つでもある映画です。
大好きな映画です。
あっ、違いますよ!男を手玉にとりたいとかそういうことじゃないですよ!

この映画の素晴らしさは散々語り尽くされていますので、私がこの映画を大好きな
理由をひとつだけ。

「おもちゃ」を演じる山田五十鈴の生命力、圧倒的な「生きたがり」のエネルギーです。
演技が上手いか、容姿が美しいか、役柄に合っているか、そんなことはどうでもよくなる
凄まじいエネルギーです。
もちろん、上手いし、可愛いし、立ち居振舞いばっちりですが、どうでもよくなるんです。

ただただ、

圧倒されて、

打ちのめされて、

そののち元気が出る。

なんと言って説明したらよいのか、分かりません。
ただ、「観て!」としか言えないんですよね。
特にラストシーンの長台詞!布団に横たわったまま、動きもなく、表情の変化もほとんど
なく、言ってみればしゃべってるだけです。なのに、何回観ても釘付けになり、自然と涙が
出てきます。しゃべってるだけの、小さな画面の中の人に、こんなに圧倒されるなんて!

山田五十鈴さんは作品を問わず好きですが、やはり「祇園の姉妹」が一番好きです。
いつかこんな演技がしたいと願って、「おもちゃ」を名乗っています。

現存するバージョンは69分と短いので、古い邦画をあまり観たことがない方にもとっつき
やすいと思います。
「生きたがり」屋さんのあなた、是非ご覧ください。

【2009/09/30 10:48】 | おすすめ/映画
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