自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
いじめられっ子の照音(ショーン)は、いじめのつらさや
両親への不満を日記に書き連ねていた。
日記の名前は、「絶望ノート」。

ある日彼は、校庭で見つけた石を「オイネプギプト」と
名づけ、いじめグループの中心人物・是永を殺してほしいと
祈りを捧げた。
果たして是永は死んだ。照音は驚き恐れるが、誘惑に負け
他のいじめっ子の名前も挙げていく。

彼が日記に名前を書き祈った相手は次々と死んでいく。
これがオイネプギプトの力なのか!?

あるいじめられっ子の日記を通して語られる驚愕の物語。
誰も予想できない結末が待っている。

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新本格強化週間続行中。
今日は島田荘司のお弟子さんである歌野晶午の作品から、
長編を一冊ご紹介します。

いじめられっ子の心理描写がものすっごいリアル。鬱屈した
自尊心が肥大していく様子が怖い。

いじめられるその手口とか、いじめっ子の振る舞いもやたら
リアル。いじめっ子って、いじめられっ子以外には人気が
あったり、大人の評判はよかったりしますよね。あるある。

両親のダメっぷり、ダメさ加減も妙にリアル。ダメ人間の
父親と、一見まともだが実は父親と同類の母親。いるいる。

リアル三連発で、序盤からぐいぐい引き込まれます。

引き込まれたところで起きる「オイネプギプト」にまつわる
怪事件。これはミステリーなのか?ホラーなのか?オイネプ
ギプトの正体は明かされるのか?そもそも正体はあるのか?
読者はぐるぐる悩みながら読み進めることになります。

これ以上のことは明かせません。この小説がミステリーなのか
ホラーなのか、小説のトリックはなんなのか、それを明かす
だけでもネタバレになってしまうからです。

気分のいいお話ではありません。でも、物語に振り回される
快感はなかなかのものです。
「退屈、刺激が欲しい、怖いもの見たい」なら定価でも。
「最近気分が落ち込んでるな~」という方は読んではいけません。

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【2009/12/05 08:51】 | おすすめ/本
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