自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
珍味好き、妄想好き、現実の女の子はもっと好きだけど
絶対手が出せないメガネ・オタク・根暗男子。

男女双子の女子のほうが好き、好きなはず、だけど男子
のほうにときめくのはなぜ?戸惑う爽やか男子。

スポーツ万能、弓道なんかちょろいぜとばかりに道場破りに
やってきたものの、独特の風習に翻弄される熱血男子。

不器用でテキトーで一生懸命で、ちょっと変ですごく平凡な
高校生男子たちを、地方公立高の弱小弓道部を舞台に
オムニバス形式で描く連作。

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以下続刊、現在二巻まで出ていますが、オムニバスなので
一冊完結として読んでも問題ないです。

誰にでも経験のある、十代特有の深刻かつ馬鹿馬鹿しい
悩みを、ちょっとだけありえない状況をスパイスに、コメディ
タッチで描く。このバランスが絶妙。

舞台は九州の北のほうかな?方言やのどかな景色、独特
の食べ物・風習がいい雰囲気を出しています。子供たちは
方言と標準語を使い分け、大人は方言どっぷりだったり、
遊びに行くところを「マチ」と呼んだり、田舎暮らしのリアリティ
もばっちり。

この作品を読むまで知らなかったのですが、弓道場には
神棚があってことあるごとに部員たちが拍手を打つんですね。
それを傍から見てちょっと引いちゃう一般生徒の反応なども
よく描けています。

私が一番好きな話は、男前で人柄もよく弓道の腕もある
部長に、友情と愛情と嫉妬と憎しみが交じり合った感情を
抱く根暗なメガネ少年の話。次点は、腕力は全くないけど、
いつも正確に的を射抜く女子部員のエピソード。

この作品を読んでシニカルな部分とちょっとした下ネタに反応
してしまった人には同じ作者の「一人で生きるもん!」を、
切なさが気に入った人には同じく「水が氷になるとき」を、
部活風景が気に入った人には同じく「STAY」シリーズを、
おすすめします。ちなみに上記三作品を並べて読むと、作風
のとんでもない広さに驚かされて、それはそれで楽しいです。

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【2009/12/25 08:52】 | おすすめ/漫画
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