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自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
超有名進学校・灘高校に八番で入学した著者が、ロックに傾倒したり
学校をさぼったりバイトをしたり就職活動をしなかったり、波乱万丈
の高校~社会人一年目を振り返りつつ時には現在に飛んで戻ったり、
自由闊達かつ赤裸々に描くエッセイ。

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中島らものエッセイを初めて読みました。
どうしてもっと早く読んでおかなかったのかと後悔しきりな一方で、
まだ読んでいない面白い本がいくらでもあると思うとわくわく。
つまりとてつもなく面白いです。

ギターを弾ける友達同士、コンビを組んでバンド活動を始めたは
いいけど、中島らもはFのコードが押さえられる、友達は押さえ
られない。それだけの理由で中島らもがリーダーに決まった、
それはいいけど、Fはたいていのロックに出てくるコード。さあ
どうするってんで、友達が提案したアイディアがもう抱腹絶倒。

かと思えば高校の修学旅行以来自分が呑み続けた酒の量を
「まさに溺れるほどの量を呑んだ」と振り返り、「一種凶暴なほど
自分を憎んでいた」十代を淡々と書き記す。

それらすべてが六十~七十年代の時代の空気と、神戸ことばの
おかしみに包まれて、読み終わるとなんだか「うん、大変でも
がんばって生きていこう」という気持ちになるのです。いや、私の
場合、全然大変じゃないので、「おー、やっぱ人生楽しいな」くらい
になっちゃうんですが。

村上春樹「村上朝日堂」、原田宗典「十七歳だった!」が好きな方、
映画「青春デンデケデケデケ」が終わり方も含めて好きな方に
おすすめします。

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【2010/01/18 08:53】 | おすすめ/本
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