自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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冬休みの課題にお話を書こうと思った行也。父親が
勤める小学校の倉庫で見つけた色々なものを見て
構想を練っていると、卒業生で喫茶店のママだという
小山内ちえがやってきた。

二人は扉を開けるたびに変わる不思議な世界に
迷い込んでいく。

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おすすめ記事を書こうと思って検索したらびっくり。
昨日おすすめした「二分間の冒険」と同じ作者では
ないですか。子供の頃って作者名とか出版社なんて
気にしないからなあ。

というわけで、子供に読ませたい、大人もハマれる
国産ファンタジー、おすすめ第二弾です。
第一弾はこちら

これは小学五年生くらいで読んだかなあ。ちょっと
不条理な話なので、当時はよく理解できないまま
雰囲気を楽しんでいたんですが、中学生になって
再読したら面白かったです。六年生くらいから楽し
めると思います。

主人公が本好き、お話を作るのが好き、という性格
なので、そういう子には是非読んでもらいたいです。
お話を作るために観察した色々なことがそのまま
「扉のむこうの世界」に反映されるのですが、その
アイディアが非常にユニーク。座ると落ち込んで
しまう「落ち込み椅子」とか、押した言葉が本当に
なる五十音表(しかし意外な落とし穴が!)とか。
何より扉を開けるたびに違う世界に行くという展開に
とてもわくわくしたのを覚えています。

ヒロインの小山内ちえは大人の女性。喫茶店のママ
だから、三十代以上かな?おまけに割と頼りなくて、
主人公に助けられることもしばしば。児童文学には
珍しいキャラクターです。おまけに物語が進むに
つれて子供になってしまったり失踪したり。この辺が
ちょっと五年生当時の私にはついていきづらかった
ような。小学生の男の子が主人公なら、パートナー
の女の子も同い年かせいぜい中学生くらいまでの
年齢で、二人は一緒に旅をする、というのが王道
ですものね。でも読み返すと味わい深いポイント
です。

言ってしまえば夢の話なので、上記の通り登場人物
の姿が変わったり、突飛な展開が多く、どちらかと
言うと雰囲気やモチーフを楽しむ話かもしれません。
そういう意味では、主人公は男の子だけど女の子向け
かも。「不思議の国のアリス」少年版って感じです。

というわけで、アリス的なものが好きな方なら定価
でも買いです。お話を作るのが大好きなお子さんを
お持ちの方も、ぜひ買ってあげてください。

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昔ハードカバーで読んだときには、イラストがとても
素敵だったんですが、再刊のイラストはどうなってる
のかな。小山内ちえの髪型なんかアフロでしたからね。

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【2010/01/29 08:53】 | おすすめ/本・児童
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