自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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ある日判明した妻の借金。
理由を問い詰めても妻はどこか上の空。
それどころか時折悪魔のような笑顔を見せる。

夫は資金繰りと自己破産の手続きのために
奔走するが、妻は反省した様子も束の間、
またお金を借りてくる。そしてあの笑顔。

夫は妻を精神科医の元へと連れていった。
果たして妻は多重人格者だった。妻の別人格が、
妻の身体を乗っ取るために借金を繰り返して
妻を破滅させようとしていたのだった。

夫本人による手記。

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題名どおりの内容を期待して読んだのですが、
そんな単純な本ではありませんでした。

ヤミ金の手口と、それに対抗する夫の奮闘記
であり、また一種のハウツー本であり。

多重人格者である妻の症例の記録であり、
家族を巻き込んだ闘病日記であり。

妻が興した事業とその推移の記録であり、
それにまつわる人々のスケッチであり。

妻の持つ、超能力ともいえる不思議な力の
覚書であり、初めはそれを否定していた夫が
その力やスピリチュアルな世界へのめりこんで
いくドキュメンタリーであり。

終盤に挿入される、NHKの番組取材の描写が
なければ、まるで現実味のない物語のようにも
思える、支離滅裂でごった煮の世界、それが
この本の内容です。

でもこの家族はその混沌の世界で生きている。
特に、子供たちが母の別人格とつきあう様子は
非常に考えさせられます。

著者は映画監督であり、そのせいか、文章は
決してうまくありませんが鮮烈です。当事者の
苦しみがストレートに伝わってきます。

別人格が、借金をしたり知人に嘘をつくといった
社会性のある行動で主人格を苦しめるという、
多重人格の症例としても珍しい症例なので、
その方面に興味のある方にはおすすめ。

そうでなくとも、「家族」というもの、「個人」という
ものについて深く考えさせられる本です。
怖いもの見たさ、興味本位でもいいから、まず
読んでみてほしい他に類を見ない本です。

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興味があるなら定価でもおすすめです。

著者の子供たちが健やかに成長していることを
願います。

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【2010/02/13 08:26】 | おすすめ/本
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え?
かっしー
リアルな話なんですか??
それだったら凄いな。。。
読みたい本はいっぱいあるんだけど暇がないなー(苦笑)
この間とある本買ったんだけど、全然読める暇が。。。(笑)

かっしーさんへ
おもちゃ
NHKで特集も組まれ、のちのドラマ化もされた実話だそうです。

積ん読本、私もけっこうあります…^^;

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コメント
この記事へのコメント
え?
リアルな話なんですか??
それだったら凄いな。。。
読みたい本はいっぱいあるんだけど暇がないなー(苦笑)
この間とある本買ったんだけど、全然読める暇が。。。(笑)
2010/02/13(Sat) 12:40 | URL  | かっしー #-[ 編集]
かっしーさんへ
NHKで特集も組まれ、のちのドラマ化もされた実話だそうです。

積ん読本、私もけっこうあります…^^;
2010/02/14(Sun) 00:00 | URL  | おもちゃ #-[ 編集]
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