FC2ブログ
自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
よし子が町にやってきた。
わがまま、横暴、意地悪、自信家、おまけにゴリラ顔。
歌手になると言ってはばからないが、使う楽器はたて笛。
町はずれの、今時くみとり式の家にひとりで住んでいる。
でもそんなよし子から何故か目が離せない。
幼馴染の女子高生や、よし子に笛を習う小学生たちや、
やたらかっこいい謎のドイツ人、普通の変なひとたちを
たくさん巻き込んで、よし子は突き進む!

「ウルトラ・ミラクル・ラブストーリー」の横浜聡子監督、
長編第一作。

Amazon商品ページ

* * * * * * * * * * * * * *

にやにや、くすくす笑いながら観て、エンドロールの
最中にいきなりものすごく悲しくなって泣きました。
そんな変な映画。

主人公・よし子の置かれている状況はかなりヘビー
です。でも全編をユーモアが包んでいるので、割と
気分良く観られる、観られるんだけども、最後まで
観るとずどんと来るんです。

ユーモアの理由は、ユニークなキャラクターたち。
「イケメンなのに何故か植木屋で働くドイツ人」とか、
「女の子になりたい小学生男子(別に美形ではない)」、
「なんだかいつも怪我をしているくみとり屋の親父」、
などなどなど。よし子と行動を共にする女子高生まき、
普通の映画だったら平凡な少女に設定するであろう
この役でさえ、とんでもない秘密を抱えています。

で、これらのキャラクターを演じる俳優陣が、決して
上手くはないんだけどすごく面白いんです。「女の子
になりたい小学生男子」なんて、たぶん言われた通り
しゃべっているだけ。なのに、ほんとうに「女の子に
なりたい子」に見えるし、不思議と目が離せません。
そんな人ばかり出ています。

そんなおかしなキャラクター&俳優陣の中にあって、
さらにひときわ輝いているのが、よし子役の女優さん
です。パワフル。とにかくパワフル。自転車に乗って
爆走していても、大声で自作の歌をがなっていても、
今時お目にかかれないレベルにパワフル。かといって
力任せかというとそうではなく、瞬間瞬間で変わる
表情、次が予測できない動き、突然しっとりしみこむ
ような台詞回し。見たことありません、こんな女優。
失礼ながら確かに割と「ゴリラ顔」なんですが、時々
めちゃくちゃ可愛いし。

救いがあるようなないようなお話ですが、救いなんて
どうでもいいじゃん、と思えるお話でもあります。

「リトル・ミス・サンシャイン」や「ハピネス」が好きな
洋画ファンの方や、筒井康隆御大のどうしようもない
作品ほどどうしようもなく大好きだ、という小説好きに
声を大にしておすすめしたい邦画です。

Amazon商品ページ

ツイートボタンブログパーツ

【2010/02/20 08:52】 | おすすめ/映画
トラックバック(0) |


ツルノ
「ウルトラ・ミラクル・ラブストーリー」好きなので、
観てみます!!

ツルノさんへ
おもちゃ
私は「ウルトラ・ミラクル・ラブストーリー」のほうが未見なので、
来週早々にでも観ようと思います!

???
もも
筒井道隆御大???
筒井康隆の間違いではありませんか?


ももさんへ
おもちゃ
ご指摘ありがとうございます!修正しました~!!

コメントを閉じる▲
コメント
この記事へのコメント
「ウルトラ・ミラクル・ラブストーリー」好きなので、
観てみます!!
2010/02/20(Sat) 13:05 | URL  | ツルノ #-[ 編集]
ツルノさんへ
私は「ウルトラ・ミラクル・ラブストーリー」のほうが未見なので、
来週早々にでも観ようと思います!
2010/02/20(Sat) 21:11 | URL  | おもちゃ #-[ 編集]
???
筒井道隆御大???
筒井康隆の間違いではありませんか?
2010/02/21(Sun) 18:55 | URL  | もも #-[ 編集]
ももさんへ
ご指摘ありがとうございます!修正しました~!!
2010/02/22(Mon) 09:38 | URL  | おもちゃ #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック