FC2ブログ
自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
本が好きなんですね、とよく言われる。
好きとかどうとかではなく、読まずにいられないのだ。

外で読むという楽しみがある。
ぱらぱらめくるという楽しみがある。
開いたままぼんやりという楽しみがある。
そして、没頭して読むという楽しみが、ある。

そんな著者が、そんな読者に向けて書いた、本と人と
その周辺についてのエッセイ。

Amazon商品ページ

* * * * * * * * * * * * * *

のっけから「本を読むというのは手の運動だ、けっして
頭しか使わないものではない」との主張。全編を通して
大真面目な顔で冗談を言う大学教授とのおしゃべりを
楽しんでいるかのような、ゆったりとした可笑しみが
あります。

「本の読み方」という題名ではありますが、「本とは
こうやって読むものだ」という教則本ではありません。
「本を読むって、読むことそのものだけじゃなくて、
たとえばページを開いたままぼんやりするのも楽しみ
だよね」といったような、読書好きなら誰もがうなずく
ような「本を読む楽しみ」について、明快で品のある
(時々ちょっと下世話な)文章で語るエッセイです。

3~4ページというごくボリュームの少ない一篇につき、
1~4冊「読書」に絡めての本の紹介があり、読書ガイド
としても有用。紹介されるのも、中国の古典から欧米の
ミステリ、もちろん日本文学も、と、多岐に渡っています。
あらすじの書き方がひどく上手いので、今まで自分が
読んだことのないジャンルの本でも読んでみたくなる
はずです。

本好きというより活字の虫、を自認する方なら定価でも。
図書館にも結構置いてあります。薄い本ですが、何度も
読み返したくなる、ゆっくりと時間をかけて読みたくなる
一冊なので、分厚いミステリよりも下手をしたら時間が
つぶれちゃうかも。

Amazon商品ページ

ツイートボタンブログパーツ

【2010/02/22 08:46】 | おすすめ/本
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック