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自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
二年前に梶間が裁判官として無罪判決を言い渡した男が
隣に引っ越してきた。男は梶間の見込んだとおり善意の
かたまりのような人物で、あらゆるかたちで一家に助けの
手をさしのべる。しかし同時に、次々と不審な事件が
起こりはじめた。

善意と悪意の狭間を描くサスペンス・ホラー。

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普通こういうサスペンスホラーって、犯人が誰か分かって
しまうとつまらなく感じるものですが、この作品は違います。
犯人が誰かはほとんどの読者が終盤に入る前に気づく
でしょう。でもそこからが更に面白いのです。

解説にも書いてありますが、この作者は男性なのに女性
心理を描くのがうまいです。冒頭の裁判シーンは終始梶間の
目線で描かれますが、物語本編のかなりの割合は、一家の
主婦・尋恵と息子の嫁・雪見の視点から展開します。これが
実にリアル。この人、嫁に行ったことあるんじゃないかって
くらい。実際は男性作家なわけで、そんなことありえないん
ですけどね、もちろん。(ま、ついでに言うと私も「嫁に行った」
経験ないんですけども。)

定価買いで正解です。特に主婦の方、結婚してる方は特に、
共感しながらはらはらどきどきできると思います。

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【2010/03/27 08:47】 | おすすめ/本
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