自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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僕らは落ちこぼれ野球部だ。練習嫌いで、この上なく下手で、
当然試合に勝ったこともなく、おまけに勉強の成績も最下位
クラスのE組集団だ。楽しみは夕方4時に始まる「夕焼けニャン
ニャン」を観ることだけ。

ところがある日、超名門校から天才ピッチャーが転校してきた。
もしかして僕ら、初めて勝てるかもしれない・・・?

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不思議な文体です。無駄が多く、フレーズは稚拙で、前後関係も
ところどころおかしい。なのに、それが逆に読みやすく、主人公
たちの高校生らしい混乱したエネルギーを伝えてきます。昨日
ご紹介した同じ作者の「交渉人」
は素晴らしい文章力でしたから、
きっとわざとなんでしょうね。恐ろしい。

展開としては「逆境ナイン」を思わせるような荒唐無稽。ところが、
要所要所に配置された高校生たちの本音が思わずリアルで身に
つまされるために、荒唐無稽に乗せられるかたちでぐいぐい読み
進んで、気がついたら物語世界のとりこになってしまいます。
まさか「セーラー服を脱がさないで」の歌詞を読んで泣く日が来る
とは思いませんでした。でもきっとあなたも泣きますよ。

まずは立ち読みでもいいからファーストシーンを読んでみてほしい
です。二段仕掛けの笑いがツボにはまったら、レジに即持っていく
べし!

江口寿史「すすめ!パイレーツ」が好きな方に特におすすめしたい
一冊です。

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【2010/04/01 08:45】 | おすすめ/本
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「1985年の奇跡」を読んだ。(この記事ネタばれあり)     野球の弱小校、小金井公園高校。設立から8年目の管理教育が行き届いた閉塞感で包まれている。クラスは学力別で...
2010/05/17(Mon) 20:35:03 |  りゅうちゃんミストラル
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