自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
「平和ってステキだよ ホントに…!
 オレ絶対守ってみせるよ!この平和!
 だからもう…早く乱れろよ平和…!」

ヒーローになりたい少年少女が巻き起こす、
かなりキケンでおかしくて、何故か涙の出る
ヒロイック・ギャグ・コメディ。全二巻。

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うすた京介といえば、深夜アニメで一大旋風を
巻き起こした「すごいよ!!マサルさん」であり、
映画にまでなった「ピューと吹く!ジャガー」です
が、私にとってのうすた京介ベスト3は本作品と、
短編「エト」と、同じく短編「忍者部隊ゲンバリン
グ・ボイ」です。作品名を並べただけで分かって
くださる方に言いますけど、つまり、うすた京介
ってヒーロー漫画作家だと思うわけですよ!

「すごいよ!!マサルさん」は”セクシー・コマンドー”
という武術で敵と戦うバトル漫画の形式を取り
つつ、実は掲載誌である週刊少年ジャンプの
十八番である王道バトル漫画の数々をパロディ
したりパスティーシュしたりしている作品なわけ
ですが、本作品はもっと真っ向からヒーローと
いう存在そのものと取り組み、コケにし、そして
リスペクトしている作品です。

そこで冒頭の台詞。

平和ってステキだよ ホントに…!
 オレ絶対守ってみせるよ!この平和!
 だからもう…早く乱れろよ平和…!」


未だかつて、こんなにヒーローのダークサイド
というか本音というかそういう部分に踏み込んだ
台詞があったでしょうか。1ページ目からこんな
台詞を吐いて危ない笑顔を浮かべる主人公の
武士沢、繰り出すヒーロー技も卑怯というか
身もふたもないというか、例えば

・武士沢ブレード:持っている棒で殴る。
・武士沢ローラー:グラウンドを馴らすローラー
 で轢いたり殴ったりする。

という具合。で、このとんでもないヒーローに
ツッコミを入れながら共に戦う廃部寸前の部活
”ヒーロー部”の面々、やられ役の不良たちを
加えて、学園バトルギャグ漫画が展開される
わけです。

サザエさん世界っぽい1巻に比べ、ストーリーの
あるバトルものになっていく2巻は一般に人気が
ないようですが、私はむしろこの2巻の展開が
好きです。自分勝手なヒーロー・武士沢が友情
に目覚めていくシリアスっぷりと、それでも抜け
ないギャグの雰囲気のバランスがいい!ギャグが
あるからこそ泣けるんです。

あと、個人的に非常に重要なポイントとして、

・女の子が可愛い。(ビジュアルも性格も)
・動物が可愛い。(ビジュアルも性格も)

というところが挙げられます。特に、司令官が
連れている人工生命体のイヌーピーちゃんたち
(名前から連想される例の有名キャラクターに
酷似!)のモフモフした可愛らしさとけなげさと
時折見せる黒さと来たらもう・・・!

大人になってもヒーローものが好きな方も、
大人になってヒーローに熱くなれなくなって
しまった方にも。
定価でもおすすめです。
とりあえずギャグ漫画が読みたい方も、中古で
半額なら是非。

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【2010/04/10 08:53】 | おすすめ/漫画
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