自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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有機野菜宅配のパイオニア大地を守る会直営の日本料理店。

公式サイト

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広尾店のほうに行ってきました。
日比谷線広尾駅2番出口を出て左に曲がり、徒歩30秒。
ビルの一階にある奥まった入り口はなかなか格調高い
感じでちょっとびびりましたが、内階段を上って中に入ると
カウンター席もあり、ゆったりしたテーブル席には親子連れ
の姿もあって、落ち着いていながらくだけた雰囲気。
西麻布店のほうはコース中心でもっとシックな感じだそう
ですが、私には広尾店のほうが気楽でいいかも。

一番の売りは旬の野菜の炭火焼きとのこと。
「今日のおすすめはカブです。梨みたいに美味しいですよ」
と、店員さんがにこにこしながら仰るので、
「カブを焼くの?っていうか梨みたいってどういうこと?」
と思いながら注文。

大当たり。

四つ割にしたカブを皮付き葉っぱ付きで豪快に(その実
非常に手をかけて)焼いたもの。普段見かけるカブの、
タテもヨコも二倍はあろうかという立派なカブ、これが
非常に甘くて柔らかくてそのくせしゃりしゃりといい
歯ごたえで、あらあらまあまあ確かに食べたこともない
高級な梨みたい。柚子こしょうが添えられているのですが、
かぶの甘味を引き立てる程度にごく控えめに振られた
塩だけで味付けは充分。大きなカブがあっという間に
なくなりました。

続いて「フキの卵とじ」。深皿に盛られてくるのを想像して
いましたが、浅い土鍋にぐつぐつ煮立って、まるでフキの
柳川鍋といった風情で登場しました。これがまた鰹の出汁が
下あごがきゅうっとなるほど効いていて、醤油の深みだけが
伝わる程度の薄味なのに全体によく味がしみていて、フキの
くったり加減も絶妙で。何より卵が美味でした。溶き卵が
素晴らしい半熟具合でフキと馴染んでいるのですが、白身の
部分だけ食べても味が濃くて。何の味って聞かれると、
「たんぱく質の味・・・?」」と、実に味気ない(洒落では
ありません)表現しかできないのですが、つまり良質の
たんぱく質の味。混ぜもののない元気な、きっと本来の
卵の白身の味。

このあともどれもこれも美味しかったのですが、特に
印象に残ったのは、
炭火で焼いたれんこんの、さくっとした歯ごたえと全くえぐみの
ない『滋味』としかいいようのない味。
それから、春巻の皮に包んで揚げた海老しんじょの、丁寧に
ペースト状にしてある部分のほっとする旨味と、わざと粗く
叩いてある部分のぶりぶりの歯ごたえの素晴らしいバランス。
「ごはんセット」を頼むとついてくる梅干が、桜の花のように
淡い色合いなのにばっちりしょっぱくて酸っぱくて梅の実の味が
濃くて、それだけでごはんもお酒もやけに進んだこと。
そうそう、お酒も、麦の味が濃い地ビール、野菜にやたら合う
すっきりした日本酒、注文はしませんでしたが焼酎なども非常に
種類豊富で、飲兵衛さんでも満足できるであろうラインナップでした。

この日のデザートは苺のロールケーキ。甘味も酸味も濃い苺と、
普通のロールケーキよりずっときめ細かくしっとりと仕上げた
スポンジ生地、生乳の味がするさっぱりしたクリーム。
一緒に行った友人が「東北美人を食べてる感じだねえ・・・」と
漏らしたのが可笑しくもありうなずける感じでもあり。
デザートは、店で仕入れた材料を板長さんのご友人のパティシエ
さんに渡し、このお店のためだけに作ってもらうのだそうで、
大体十日にいっぺんくらいの割合で入れ換わっていくそうです。

大食いの新潟県民三人で腹八分目食べてお酒も飲んで、
一人四千円くらい。一品のお値段は千円前後するので、合計の
お勘定が案外安いのにびっくりしました。ちなみに腹八分目に
したのは、なんだか野菜の滋養で心も身体も大変満たされて
しまって、おなかいっぱい詰め込む気になれなかったからです。
牛バラ肉の炭火焼なども大変おすすめとのことでしたが、
野菜だけですっかり満足してしまいました。

帰りぎわに高知は四万十川からたまたま来られていた生産者の方と
お話をさせていただく機会がありました。それによると、五月に入る頃
には四万十川の鰻と川海老が旬で、お店にも炭火焼をはじめ様々の
メニューが並ぶとのこと。これはまた来月来なければ。
そもそも旬の素材を直接契約している生産者から仕入れているので、
メニューは毎日変わっていくのだそうです。常連になるほど美味しい
ものが食べられるわけですね。

ちょっと変わったかたちの徳利や、薄作りのガラスのコップ、漆塗りや
手びねりの器と、食材だけでなく器にも大変凝っていて、つくづくこれで
四千円は安い!と思いました。

大事な方との親密なお食事におすすめです。

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【2010/04/15 08:43】 | おすすめ/カフェとごはん
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