自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

自殺ってしちゃいけないの?
勉強ってしなきゃいけないの?
人生の勝負どきっていつなの?
読者の疑問に「ムツゴロウさん」こと畑正憲がすぱっと
爽快に答えます!

Amazon商品ページ

* * * * * * * * * * * * * *

いやもう笑った笑ったときどきほろりとしつつ大いに
笑いました。これ、Amazonで1円から中古ありますが、
このブログを読んだ人がみんな一冊ずつ買ってくれて
読んでくれたらいい。そのついでに復刊したらいい。
それくらい面白いです。

著書を読んだ読者からの投書にいちいち返事を書く
のが面倒になって(返事のお手紙出してたことにも
驚きですが!)、どうせなら原稿料を稼いでやれと
始めたこの連載。おそらく山ほどもある投書の中から
普遍的な悩みに個人的なエッセンスを少しだけ加味
された投書をうまく選んでいて、このあたりは編集者
の腕なんでしょうけど上手い。自分のことに置き換え
ながら読めるので、単なる人生相談集にとどまって
いません。

で、ムツゴロウさんの回答が珍妙かつ妙に納得でき
る、もうほんとムツゴロウさんしか書けないもので、
噴きだすこと請け合いです。いや、内容はムツゴロウ
さんしか書けないシビアなものなんです。たとえば、
「自殺は悪いことか」という問いに対して、スキューバ
ダイビングで秋の北海道の海で死体を捜したときの
臨死体験や、下半身不随になった飼い犬の最後の
恋や、吐血しながらもヒグマと向き合った日々のこと
を語っていて、どれも壮絶だし納得せざるを得ない。
なのにどうしようもなくおかしさがにじんでくるんです。

私が一番好きなエピソードは、前述の、下半身不随
になったオス犬が命がけであるメス犬を好きになり
死んでいったエピソード。それから、「男なら、作家
なら浮気のひとつくらい」と周りにそそのかされて、
奥さんに「浮気をするぞ」と宣言して銀座に出かける
エピソードです。前者は犬好きなら誰でもほろりと
くるはず。後者は奥さんとの会話が漫才のようで、
というか、漫才にしてどなたか名人に話していただき
たいような愉快さです。

解説ではムツゴロウさんと交流のある記者が王国を
訪れ、ムツゴロウさんに連れられて野性のヒグマに
会いに行った回想を記していて、これがまた読み
ごたえあります。解説というより、スピンオフ、または
特典映像といった雰囲気です。

明治・大正の文豪たちのはちゃめちゃさが好きな方、
動物が好きな方、
人生になんとなーく悩むすべての方へ。

Amazon商品ページ

ツイートボタンブログパーツ

【2010/06/18 07:45】 | おすすめ/本
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。