自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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最愛の存在・ことりを亡くしてしまったくまは、暗く閉め切った
部屋にひきこもってしまいました。
やがて春が来て、くまは外に出るのですが…

大切な人を亡くしたことのある大人のための絵本、決定版。

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スクラッチか版画だと思いますが、モノクロの、黒地に白の
描線のイラストがとても美しくかつ雄弁な作品です。特に
死んでしまった小鳥のイラストが、綺麗なのに、もう生命が
通っていないのがありありと分かって、衝撃的な出来。

ストーリーもかなり衝撃的です。普通の絵本なら、死んだ
「ことり」は埋葬され、「くま」はさめざめと泣くところですが、
この物語では…

「ことり」と「くま」の言外に描かれる関係性といい、「ことり」を
亡くしたあとのくまの一種狂気的な行動といい、周囲の無理解
といい、これは子供には難しすぎるし厳しすぎる物語です。
でも、大切な存在を亡くしたことのある大人にとっては、非常に
共感できる物語です。その物語を最適なかたちでふくらませる
イラストが添えられたことで、この絵本は読む人の心をそっと
救う作品となっています。

「ことり」を亡くしたことのあるすべての大人に。
もちろん、定価の価値十二分にあり、です。

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【2010/07/18 08:41】 | おすすめ/本
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