自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
お偉いさんの思惑と現場の困惑と世間の渾沌から
生まれた、現役警察官戦隊、特捜班ドットジェイピー!
名前の由来は、なんか今風でかっこいいから!

優れた容姿と秀でた一芸、そして問題ありまくりの
素行を抱えた5人が東京中を駆け回るけどあんまり
活躍はしない、苦笑いアクションコメディ。

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すごく…変な小説です。
幅広い我孫子作品の中でもかなり異色。

ぱっと見、なんにも考えないで読めるお馬鹿コメディ。
火浦功を彷彿とさせるテンポの良い文体とぶっとんだ
キャラクター造形、喜国雅彦のイラストがまた火浦功
の小説におけるとり・みきイラスト並みの素晴らしい
相乗効果で、へらへら笑いながら一気に読めます。

が…なんか変。

アクションの描写が無駄にリアル。痛い痛い痛い。
女の子の本音が無駄に炸裂。怖い怖い怖い。
登場する政治家のモデルが無駄に丸分かり。丸分かり
なんだけど、別にモデルに忠実でもなんでもなく、割と
名誉毀損寸前。

なんというか、我孫子武丸という作家の業が否応なく
にじみ出ちゃってます。キワモノAVばっかり撮ってる
監督が突然アイドル映画撮っちゃいました、みたいな
イメージ。あくまでイメージですが。

Amazonの評価コメントで「ライトノベルなんか読んで
ないでこれを読め!」とあったのに惹かれて読んで
みたのですが、納得です。但し、コメントから想像した

『実力派作家が書いた限りなくレベルの高いライト
ノベルはかくあるべきという素晴らしい着想と展開と
構成力の発揮されたライトノベル』

ではなく、

『既存の小説の枠を飛び越えた、という意味で確かに
ライトノベルではあるんだけど、だからと言って一般的
な意味のライトノベルでは決してなく、つまり普通の
小説に倦んでライトノベルを読んでる人には最高に
面白いかも知れないなんだか得体の知れない小説』

でした。いやほんと、変な小説です。

というわけで、上記を踏まえた上で呼んでみたい
方にはおすすめ。すかっともしないし感動の涙も
流れませんが、ぐいぐい読めて絶妙なもにょもにょ
感を味わえます。


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【2010/08/08 08:09】 | おすすめ/本
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