自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
スランプ中の小説家、春名礼子は、気分を変えようと
引越しを思い立つ。編集者・木島の見つけてきた古い
一戸建てはなかなか礼子の気に入るものだった。
しかし、その日の夜、向かいの廃屋に人間のような
ものを抱えて入っていく男を礼子は目撃する。
男の名は吉岡。去年、千年前のミイラを発掘し、
注目を浴びた人物だというのだが…。

千年前のミイラをモチーフに描かれる秀作ホラー。

TSUTAYA作品情報ページ

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面白かった&怖かった!
生きてる人も死んでる人もずっと前に死んでる人も
みんな怖い!

TSUTAYAのレビューを見るとあんまり評価が高く
ない、というか「意味が分からない」という評価が
多いんですが、ちゃんと伏線張られて回収されてて、
ホラーとしては分かりやすいほうだと思います。
台詞に二重三重の意味があって、それを俳優が
意味ありげにホラーチックに演じず自然にさらりと
こなしているので、真面目に観ないと理解しにくい
かもしれないですが。

そう、俳優がみんなめちゃくちゃ上手いです!
ネタばれになるんで詳しく言えませんが、編集者役の
西島秀俊は最高としか言いようがないし。
2シーンしか出てこない映像プロダクション(?)の
社員役の人が、まるでその人だけドキュメンタリー
みたいにものすごく自然で、誰だ!?と思ったら
「北の国から」の吉岡秀隆で納得だし。
安達祐美が幽霊役で、「え!?なんで!?あんまり
顔売れてない人がやったほうがよくない!?」と
思いましたが、話が進んだらやっぱり安達祐美で
ないとダメな役だったし、怪演だったし。

何より主演・小説家役の中谷美紀が素晴らしいです。
怖いものだらけのストーリーの中で、徹頭徹尾普通の
人を貫いてます。「ヒロイン演技」でもホラーチックな
演技でもなく、声だけ聴いてたら中谷美紀だって
分からないくらい日常感のある、生活感のある主人公。
悲鳴なんかも「きゃあ~」じゃなくて「ひゃっ」と「ぎゃっ」
の中間くらいのリアルな声なので、観てる側もほんとに
怖くなります。編集者を幽霊と思い込んで殴りかかり、
気がついて漏らす「もうやだ」って台詞なんか最高。

あと、ヘタレなトヨエツ、ツボでした。似合うわ、ヘタレ。

というわけで、割と集中力を持って観なければいけない
111分ですが、集中できるならおすすめです。
つじつまのあった怖さとつじつまの合わない怖さの
両方が味わえます。

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【2010/08/09 08:03】 | おすすめ/映画
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