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自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
僕の名はチェット。
相棒のバーニーと一緒に私立探偵をやってる。
バーニーが考えて、一緒にカーチェイスして、
僕が犯人の脚にかみついて一件落着さ!
だって、僕は犬だからね!

犬の一人称で描くサスペンス・コメディ。

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犬の一人称で展開する小説といえば、以前この
ブログでもご紹介した宮部みゆき「パーフェクト・
ブルー」
がありますが、この「僕の名はチェット」の
チェットは「パーフェクト・ブルー」のマサよりずっと
犬です。つまり、小説的な都合のために人間寄り
のキャラクターにしてある部分がすごく少ないん
です。そのためにお話がダレる部分はあるんです
が、犬好きにとってはたまらない一冊です。

人間同士が大事な話をしていても、拾い食いに
夢中で聞き逃したり(したがって読者も肝心の所
が分からなかったり)、難しい話は聞いても意味が
分からなかったり(したがって読者もいまいち話が
つかめなかったり)、気がついたら吠えかかって
いて相棒のバーニーの苦労を無駄にしたり、逆に
手掛かりに対して吠えているのに「静かにしろ」と
一蹴されたり。読者もかなり犬になりきって読め
ます。

事件そのものは、犬が主人公だからややこしく
なっているだけで、トリックやアリバイを駆使して
いたり、社会性をリアルに反映していたりするもの
ではありません。これはあくまで、犬好きが楽しむ
小説だと思います。

いやそれにしても、チェットがしょっちゅう人間から
もらう食べ物がどれも美味しそう。読むとおなかも
減ります、要注意。

犬好きなら定価でも。

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【2010/09/05 08:04】 | おすすめ/本
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