自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
ことあるごとに浮気を疑い、その類稀なる格闘センスと
怪しげな人脈を駆使して僕を痛めつけてくる妻。との、
渡りあいのはずだった。初めは。

いつの間にか事は国家レベルの陰謀となり、僕は
妻や同僚や怪しい髭の男と日本を駆け巡ることに
なる。

漫画雑誌『モーニング』の異色連載小説。

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「人間とは情報の集合体である」と士郎正宗が言い
出したのは、たぶん1990年代で、それから20年が
経って井坂幸太郎が言い出したのは、

「人間は情報の集合体なんかじゃない。なんかもっと
他のものでできているんだ」
「他のものって?」
「血とか、骨とか、筋肉とかさ」

全体に不思議な非現実感が漂い、見た目やバック
ボーンが寓話的な人物が多く登場しながら、作品の
メッセージは極めて即物的。

で、アクション大作。

で、夫婦愛。

で、国家論。

面白そうでしょう?
読んだほうがいいですよ。
特に『攻殻機動隊』ファンにおすすめです。

挿し絵がまた本文に描写されているシーンをそのまま
絵にするのではなく、大変ひねりが効いているので、
是非挿し絵入りの特別版を読むとよいと思います。

まあでも三千円弱というのは活字の本としてはかなり
高いと思います。映画一本分くらいの値段が妥当なの
ではないでしょうか。

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【2010/09/08 08:06】 | おすすめ/本
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