自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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得意料理は「パッカーン」と「キャベツのドボン」、
岩城流料理の極意は擬音語にあり!?

ドイツ流鼻のかみかた、「ブビーッ」という音を立て
ればドイツ人にとっては「なかったこと」!?

同性愛に目覚めかけた瞬間は人生に何度もあった!?

指揮者・岩城宏之が身の周りを洒脱に描くエッセイ集。

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村上春樹、原田宗典と並んで、本業よりエッセイの
ほうが好きだなあと思う(失礼)のがこの指揮者の
岩城宏之さん。

なんたって食べ物の話が上手です。子供の頃の素朴
な家庭料理の話から、世界的指揮者らしく、外国の
ご当地うまいもの話まで、軽妙で表現が豊か。
ミュンヘンで食べた激ウマなサーモンソテーの話
から北海道の豪快「海賊ナベ」の話に飛び、そこから
なぜかキャトル・ミューティレーションされた人間は
宇宙人に食べられているに違いないという話になって
最終的にシャケ缶がなぜ美味しいかという結論に
達する、その雑談のような話題の飛びっぷり、それで
いてするりと読ませる文章の上手さ。

それからヴィタ・セクスアリス話が妙に面白いです。
女の子の家の塀に大勢でえげつない落書きをして
逃げただの、女の子はお赤飯を炊くイベントがある
のに男の子はないとは不公平だの、お酒の席の下ネタ
みたいなどうしようもない話を、時代の風物と当時
の子供の純朴さを交えてほのぼのと笑える話に仕立て
あげてしまう上手さ。

エッセイ好きには絶対おすすめです。残念ながら
文庫版も絶版のようですが、古本屋さんで見つけたら
ぜひ。ハードカバーの単行本バージョンは、和田誠
さんのイラストも素敵なんですよ。

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【2010/09/21 08:00】 | おすすめ/本
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