自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

父母が亡くなって、姉・姉・姉・姉・弟の五人で暮らす
沫野家。長女は父親ほど年の離れた上司に片思い、
次女は外国で子供作って出戻り、双子の三女と四女
は同じ人を好きになっちゃった上お互いが大好きで
どうにかして三人で(!)付き合いたいと画策中。
唯一の男の子・末っ子・長男は、そんな姉たちに
揉まれながら、ままならない初恋にジタバタ。

五人姉弟がもがきながら成長したりしなかったりの
十年余りをオムニバスで描く連作短編漫画集。

Amazon商品ページ


* * * * * * * * * * * * * *

マイ・ベスト・オブ・大兄弟漫画に輝く久々の大ヒット。
大人数の兄弟をオムニバスで描くという形式自体
好みなんですが、この作品はその中でも断トツで
気に入りました。
「秋吉家」シリーズも「晴天なり。」シリーズもあれも
これもそれも抜いて堂々の一位。

どの話もシチュエーションはぶっ飛んでてありえない
のに、感情の動きが痛々しいほどにリアルでキュート。
それもワンパターンでなく、長女には長女特有の、
末っ子には末っ子特有の、モテる子にはモテる子の、
モテない根暗な子には…と、それぞれの育った環境や
今の状況に基づいた思考回路とか動機が感情の根底
にあって、だから、人物がとても生き生きしてます。
生き生きしすぎて生々しくなると読みづらいですが、
ありえないシチュエーションがちょうどよく生々しさを
緩和してくれてる感じ。

私は長女なので、やっぱり長女のエピソードが一番
ぐっと来ました。というか、泣きました。平凡に育った
長男長女って、下の子が産まれるまでの間、両親の
愛情一人占めなんですよね。でも下の子が生まれて、
そんなことできなくなるばかりか、守る側に回ることに
なっちゃったりして。だから大きくなっても人一倍甘え
たい気持ちが残ってる、でも「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」
で長年やってきてるから、甘えたい気持ちがあるのに
ひたすら甘えさせる側で頑張っちゃったりして。で、
結局甘えてもいい立場になっても、なんだかんだ人の
世話するのに喜びを感じてたりして。

ああ、いかん。長女の本音が止まらなくなる。

兄弟のいる人なら一つはぐっと来る話があるはずです。
一人っ子でもそれはそれで。
定価でも断然おすすめです。

Amazon商品ページ


【2010/10/03 08:03】 | おすすめ/漫画
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。