自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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図書館と本にまつわるトークショー。
ここでしか出会えないマニアックな知識満載!

第4回開催情報(終了しています)

* * * * * * * * * * * * * *

前から気になっていたトークイベント「図書館日和」、
先日開催された第4回に行ってきました。

予想以上に面白かったです!
そして予想以上に感想が長くなりました。
あんまり長いので二つに分けますね。

トークイベントといってもフリートークではありません。
出演者が用意した資料をプロジェクタで見ながら解説・
質疑応答するという形式。トークショーにありがちな
馴れ合いや話題に無関係な雑談がなく、かっちりとした
気持ちの良い進行が好印象でした。

でもって話題はディープ。大抵の情報はインターネット
で拾える時代ですが、そんな中でいかに「トークショー
に来たからこそ味わえる楽しみ、得られる知識」を提供
するかにこだわっているイベントだなという印象を受け
ました。

今回のお題は、

1)国立国会図書館の楽しみ方(「TOKYO図書館日和」
 著者の気鋭ライターによる取材レポート)
2)国立国会図書館の「調査員」の仕事(現役「調査員」
 による解説)
3)本の修復の話(現役修復員による解説・修復用和紙
 の回覧)

でした。このラインナップだけでわくわくしません?
現役、現場の人が出てくるのがこのイベントの特徴の
ようです。

1)は「国立国会図書館なんて、行ったことないよ!
なんか敷居が高いし…」という初心者でも楽しめる
目線の低いレポート。

例えば、「我輩は猫である」は大抵の図書館にある
けど、国立国会図書館なら初版本が閲覧できる。
当時の検閲で伏字だらけの本だって、伏字だらけの
状態で閲覧できちゃう。さらに、「こういうことについて
調べたいんですけど…」という、自分の読みたい本が
ちゃんと分かっていない状態での相談もできちゃう。
なんてお話を、実際の初版本や検閲入りの本を
プロジェクタで見せながら展開。国立国会図書館って
すごいんだね!と素直に感心させられたあとは、館内
の食堂にある名物メニューの紹介や、なんと館内には
床屋まであるんですよ~というトリビアが披露されて、
分かりやすくて柔らかい構成で心を掴まれました。

「ん、国立国会図書館って面白そうじゃん!行って
みたいかも…」と思ったところで2)へ。

2)はちょっと硬派&ディープに、現役の国立国会
図書館職員(特殊国家公務員ですよ!!)が登場。
「調査員」って何?って思わせておいて、おもむろに
国立国会図書館の法的位置付けの話からスタート。

知ってました?一般の図書館は「行政」だけど、国立
国会図書館は「立法」なんですって。

そこに勤める調査員のお仕事は、国会議員から依頼
された資料探し。資料探しなんて一言で言うと簡単
そうだけど、「〇〇という本を探してほしい」なんていう
単純な依頼では勿論なくて…

「今提案されている××という法令について問題点が
ないか、現在の法律から過去の事例、他国の同様の
問題も含めて調べたい、午後の国会で使うから30分
でお願い!」なんて依頼がざら。それに対して日本中
から集まる書籍・雑誌・新聞さらにはインターネットの
検索も駆使して適切な資料を集めて提出するのが
「調査員」の主なお仕事なんだそうです。

普段から、自分の担当分野について膨大な文献を読み
漁り、国会前には必要とされそうな資料を先回りして
用意する。政治の表舞台に決して名前が出ることはない、
けれど確実に政治に関わっている。まるで現代の「賢者」
ですよね。

「調査員」という存在自体の面白さ、「調査員」ならではの
苦労話の興味深さもさることながら、仕事に対する姿勢
と誇りが伝わってきて、自分の普段の仕事にフィード
バックできそうなヒントがいっぱいでした。

政治と国立国会図書館のスリリングな関わりを垣間見た
ところで、休憩をはさんでさらにマニアックな話題に移り
ます。

というところで続きは明日。
長くてすみません!

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【2010/10/26 08:22】 | おすすめ/舞台
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