自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

コーヒーは昔、レモン色だった?
なんで「服」に「部」って書いて「はっとり」なの?
コロンブスがいなかったら韓国にキムチはなかった?

今すぐ誰かに話したいうんちく満載のエッセイ。

Amazon商品ページ

* * * * * * * * * * * * * * *

おもしろくても理科」シリーズの人文編といった感じの、
おなじみコンビのエッセイです。

歴史から芸能ネタまで幅広く跳梁跋扈する清水ハカセ
の知恵袋。この人のエッセイの面白いところは、一つの
雑学にたどり着くまでのご本人の思考過程まで全部
書いてしまうところです。

「〇〇の由来は××かなと思った、調べてみたら違って
いて、△△だった」

っていうような場合、

「××の由来は△△」

というところだけが有益な情報なわけですが、ハカセは
全部書いちゃいます。おまけに、

「△△ってもしかして☆☆ってことかな?わかんないけど、
そうだと面白いのにな。あと、関係ないけど××って♪♪
に似てるよね」

なんて、憶測や感想までつらつら書いちゃいます。それが
煩雑に感じられず却って面白いのは、おそらく文体が明晰
なのと、構成がよく練られているからなんでしょうね。

で、その「明晰なごった煮」をさらにごった煮風味に仕上げ
ているのが西原画伯のイラストです。普通、挿絵は、本文
のイメージをふくらます効果を狙って書かれると思うのです
が、この本のイラストはむしろ逆です。

ハカセが絶滅の危機に瀕している動物たちを憂えれば、
「私が絶滅してほしいのは税務署」とのたまう。

小説「ドン・キホーテ」の文学的仕掛けについて考察すれば
「外人のことは分からんからイラストが書けん、もうやめて」
と懇願する。

果ては、「今回のハカセのネタはこれ(勘)」とまるで本文と
関係ないイラストを堂々と…。

なんだか、こう書くと、イラストがエッセイを貶めているように
読めますが、違うんですよ。むしろイラストのおかげで適度
に柔らかく読めます。

亡き祖父がご高説をぶち上げているところを、洗濯かごを
持った祖母が通りすがりに「おめさんそんーげこと言うても
いっつも口ばっからねっかねー(あなたそんなふうに仰っても、
いつも口ばかりじゃありませんか)」とさらりと切り捨て、家族
全員爆笑したのを思い出します…。そんなかんじ。

雑学好きには絶対おすすめ!読み終えた今、服部さんという
名字の知り合い全員に連絡取りたい気分です。ああ~、
教えてあげたい、この雑学!

Amazon商品ページ

ツイートボタンブログパーツ

【2010/11/18 08:19】 | おすすめ/本
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。