自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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毎年遊びに行く叔母さんの家。
でも今年はいろいろ違うことがあった。
お姉ちゃんが受験だから、お父さんと僕だけ
で遊びに行った。
おばあちゃんと、従姉の紗央里ちゃんもいな
かった。
そして、僕たちを出迎えてくれた叔母さんは、
血まみれだった…。

第13回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。

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小さい頃、ホラー漫画って卑怯だなと思って
ました。だって、そもそも絵柄が怖いんです
もの!まだ何も怖いこと起こってなくても、
絵を見てるだけで怖い!

あと、ホラー映画ってずるいなと思ってました。
そっちへ行ったらゾンビがいる!って観客には
あらかじめ分からせておいて、主人公は何も
知らずにゾンビのいる方へ…来るぞ!来るぞ!
ほら来た!っていうあの間に耐えられない…

あと、心霊写真。ニブいので、どこに映ってる
のか大概分からないんですが、分からない
のが逆に怖い!で、「普通の写真じゃーん」と
思っていたらふっと霊の顔が見えちゃう怖さ!
二度見する怖さ!!

この小説はそういう小説です。計算なのか
天性なのか、あらゆるタイプの怖さが詰め
込まれた小説です。

まず表紙が怖い。福満しげゆきの絵柄が
既に怖いのに、それをわざわざ赤・黒の
二色で印刷。怖い怖い。

それから、叔母さんがあからさまに怖い。
登場シーンで既に血まみれで包丁持ってる
し、なんか笑い続けてるし、言動が明らかに
おかしいし。

でね、冒頭でバレるんで書いちゃいますけど、
明らかに家の中で人が死んでるわけですよ。
「この家…なんかおかしいぞ」とかそういう
レベルじゃない状態。住人はおかしいし、
腐臭はしてるし、死体のパーツも落ちてる。
なのに逃げ出さずに死体探しを始めちゃう
主人公。逃げ道のない個室とか入っちゃう
主人公。ちょっと、もう、いいから、逃げて!!

で、こってこてのホラーだと思って読み進め
ていると、読み飛ばしちゃうようなさりげない
書き方でめっちゃ怖いこと書いてあったり、
普通の文章に何気なく「死ぬ」とか「殺す」
とか怖い単語が混ぜ込んであったり。
「えっ?」って思って二度読みするとさらに
怖い、っていう。

エンディングである程度現実的なオチがつく
にはつくんですが、基本的には不条理な
恐怖を楽しむ作品だと思います。
上にも書きましたけど、叔母さんが血まみれ
&ヘンな笑いで出てきた時点で逃げますから
ね、普通。

というわけで、不条理なホラーがOKな方に
おすすめします。あと、死体描写がかなり
グロいので、そのあたり耐性ある方でないと
ダメです(私も結構つらかった…)。

あとね、一人の雨の日には絶対読まないで
ください。ふふふ。

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【2010/11/30 08:19】 | おすすめ/本
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かっしー
あれ?なんか部屋の片隅にいません?


かっしーさんへ
外山弥生
い、いませんよ!!!!!!

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コメント
この記事へのコメント
あれ?なんか部屋の片隅にいません?
2010/11/30(Tue) 09:07 | URL  | かっしー #-[ 編集]
かっしーさんへ
い、いませんよ!!!!!!
2010/11/30(Tue) 15:51 | URL  | 外山弥生 #-[ 編集]
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