自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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頭が良くて、なんでもできて、マコの自慢だった
「お兄ちゃん」。
今では自分の部屋に閉じこもって、マコとしか
話さない「引きこもり」だけど、やっぱりマコの
自慢の「お兄ちゃん」です。
だって「お兄ちゃん」はマコの話を聞いただけで
事件を解決しちゃう、「引き込もり名探偵」なの
ですから…!

一巻完結。

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事件現場に出かけないで事件を推理・解決する、
安楽椅子探偵もの。

大がかりなトリックや難解な謎はないものの、
序盤から丁寧に伏線を張って、推理パートで
回収、という流れがきれいで、ミステリーファンが
読んでもちゃんと面白いレベルです。

でもって、引きこもりという題材との「向きあい」
と「茶化し」のバランスがとてもいいです。

中学3年生の「お兄ちゃん」が引きこもりになる
経緯も物語の中でちゃんと明かされるのですが、
これがありきたりでなく、とても「お兄ちゃん」
らしい、そして、中学生ならもしかしてありうる
のでは、と思える繊細な理由です。

そんな「お兄ちゃん」が、妹のピンチをきっかけ
に「引きこもり探偵」を始め、事件をいくつも解決
していく中で少しずつ人と関わって、外の世界に
気持ちが向いていく。この過程が自然かつ丁寧
に描かれていて、割とシリアスな成長ものの
様相を呈しています。

が、一方で妹のマコは、「お兄ちゃん」の推理が
あまりに鮮やかなので、「お兄ちゃんは引きこ
もってなくちゃいけないんだ!」と思い始めて
しまいます。こっちの流れはとてもコミカルで
漫画らしく、無責任に笑えます。

ラストでシリアスパートとコミカルパートが
一致して、物語は大団円。ここまでの読後感
の良さはあんまりないかも。

絵柄が苦手じゃなくて、安楽椅子探偵ものが
お好きならおすすめです。

そうそう、この作者、可愛い絵柄とそれに似合
わないドロドロ展開のお話が多いですが、
この作品は本当に爽やか~に展開・完結し
ますので、「絵は好きなんだけど、ドロドロは
ちょっと…」と思って敬遠していた方にも
おすすめですよ。

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【2010/12/03 07:51】 | おすすめ/漫画
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