自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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画家を目指し、みずからを「天才」と公言するが、実際は
複数の女性からお金をもらって生きている岡崎。
出会い系で不特定多数の男性と会い、お金で身体を売る
緑子。
それでも二人は、二人なりに、お互いを愛している。

公式サイト

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なんかすごく変な映画。
大抵の人にはすすめられないから、ブログに書くの
やめようかと思ったくらい。
でもやっぱり書いてしまう。
なんだか心にざらざらひっかかる。

まず第一に、登場人物たちを撮ってる人がいる。
いや、映画なんだから撮ってて当たり前というか、
撮ってなきゃ映画できてないんですけど、でも普通
それを意識させないように撮るでしょ。意識させるの
は、登場人物の主観で撮るとき。あ、あとアイドル
映画もそうかもしんない、カメラがファンの主観の
代わりだから。

でもそうじゃないんですよ、誰の主観でもなく、ただ、
撮ってる人が明確にいる。監督の主観ですらない。
撮ってる人がいる、と書いたけど、人にしては浮遊感
というか、体重がない感じ、でも視線は明確にある
感じ。だから、この「シンクロニシティ」の世界を
人ならざるものになってのぞき見してる、しかも結構
悪趣味な「ノゾキ」をしてる、そんな気分にさせられる。
ざらざらする。

で、映像はふわふわしてるのに、音声はすごく生々
しい。リアル、じゃなくて、生々しい。特に叫び声とか、
息遣いとか、人の口から出る言葉にならないさまざま
の音が、とっても生々しい。冒頭のヒロインと○○の
キスシーンなんか、恥ずかしくなるくらい。
ざらざらする。

物語はわりと淡々と進むんですが、その淡々とした
雰囲気にごまかされそうになるんですが、実は冒頭
から結構大事件の連発で、でもそれがどういう決着を
見るかというと・・・ざらざらする。

誰におすすめとか言えないなあ。
なんて言ったらいいんだろ。
でも、「ざらざらする映画」って聞いてピンと来たら観て
おいたほうがいいかも。
そんな映画です。

あっ、ヒロインの宮本一粋さんはむっちゃくちゃ可愛い
です、徹頭徹尾。小鳥のような声と子犬のような挙動と
老婆のような視線。素敵です。

渋谷アップリンクXにて7月1日まで。

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