自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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冷蔵庫の中身は、持ち主の生活や性格を反映する。
本人ですら気づかない「素」の部分でさえも--。

料理とプロファイリングは天下一品!
冷蔵庫探偵・怜子の事件簿!

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以下続刊ですが、一話完結でこれ一冊でも楽しめ
ます。

主人公は個人向けケータリングサービスを営む女性。
だからいろんな家庭の事情を冷蔵庫とともに覗き見る
ことができるというわけ。

面白いのが、彼女が「人の冷蔵庫を覗くのが趣味」で、
趣味と実益を兼ねてケータリングの仕事をしていると
いうところ。この手の探偵によくある天才肌や天使の
ような性格からは一線を画した、ちょっと下世話だけど
人間らしいキャラクターに好感が持てます。
特に、親友の彼氏の浮気疑惑の解決の仕方がいい。
清濁あわせのむ、というところまで成長しきれてない、
けどもがいて頑張ってる30代、っていう微妙なライン
がよく描けてると思います。

相棒は食材オンチで鈍感な刑事、ですが、民間人が
事件現場に「冷蔵庫探偵」として参上できちゃう「名探
偵コナン」方式ファンタジーは採用していないため、
基本的に刑事事件は扱われません。(個人的な好み
としては、それくらいやっちゃってもいい気がしますが、
青年漫画ですしね・・・。)探偵もの形式の「美味しんぼ」
といった感じ。ただ、刑事事件でないだけに、犯人を
裁くという方向の解決ではなく、人間関係を修復したり
心を癒したり、そこにも「冷蔵庫探偵」が作る料理が
一役買ったりして、読後感のあたたかさはなかなかの
ものです。

一編だけ、刑事事件に「冷蔵庫探偵」が関わるお話が
あり、これはこれでスリリングで面白いので、たとえば
遠隔操作なんかで事件の捜査に協力するような、
そういうお話も読みたいなと思いました。

「冷蔵庫探偵」自身も心の傷を抱えていて、事件を解決
したり鈍感な刑事と触れ合ううちにその傷が癒えていく
という、シリーズを通しての緩やかな流れもあり、一話
完結ですがシリーズものとしての統一感もあります。

絵には未熟なところもあり、また、トリックや複雑な心理
戦があるわけではないので、探偵ものとしてはライト。
でも料理好きなら楽しめると思います。
人のうちの冷蔵庫覗いてみたい欲求がある下世話な人
には特におすすめ。って、私のことですが(笑)

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