自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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その日、利休は翡翠色の香合を床に飾り、
中から出した骨と爪を火にくべて茶を点てた。
「今日を貴方の葬式にしましょう」
やがて訪れた弟子たちに茶を振る舞ったのち、
利休は切腹した。

様々な人物の視点・様々な時間軸から利休を
描きその謎に迫る時代ミステリー。

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たとえば犯人のキャラクターをいろんな人の
視点から描く現代もののミステリー、いくつも
名作がありますが、その手法を時代小説に
持ち込んだのが素晴らしい。時代マニアでも、
私のように「へー利休って背が高かったんだ、
お弟子さんって武士がいっぱいいたんだー」
というレベルの人でも楽しめると思います。

あと、「火天の城」でも思ったんですが、この
人の小説、ラブシーンが現代的というか割に
女性目線もあるというか、個人的に読んでて
違和感ないのが良いです。池波正太郎好き
ですよ、大好きですけど、やっぱ「剣客商売」
で三冬さんが「むう…」とか言うと「えー」って
思いますもん。

というわけで、宮部みゆきや赤川次郎の軽め
の連作ミステリが好き、で、時代劇読んだこと
ないって方におすすめしてみたい一冊です。

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