自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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母・君子と二人きりで暮らす育生。ある日、育生が「僕の
へその緒を見せて」と頼むと、君子が見せてくれたのは
卵の殻だった。(「卵の緒」)

七子と七生は顔はそっくりだけど似ていない。七生は
七子よりずっと愛想が良く、表情豊かで、気配りができて、
そして七子の父親の愛人の子だ。七生の母親が刑務所に
入り、七子の母親が入院したことで、異母姉弟は二人きりで
暮らすことになる。(「7's blood」)

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異性の家族というのは、どこか恋人に近い部分があって、
その中でも母と息子、姉と弟はちょっと特異な関係だと
思う。どんなに母が、姉が優れていても出来た人でも、
息子が、弟が成長する過程で否応なしに追い越される
部分があるから。って、私が実に頼りない姉だから思う
ことかもしれませんが。

とにかくそんなわけで、母と息子は、姉と弟は、父と娘より、
兄と妹より、格段に甘苦い。

そんな部分をクリティカルに描き出した二作品です。
おすすめ。

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