自主映画や小劇場を中心に活動する俳優・外山弥生の記録です。
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35歳バツイチ学食のおばちゃんと、21歳オクテ美大生の、
うどんがとりもってるような隔ててるようなもどかしい恋愛。
一巻完結。

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恋愛ものというにはあまりにもディスコミュニケーションで、
物語のほとんどが二人のそれぞれのモノローグ、しかも
相手に対する妄想で構成されていて、でもそこが面白い。

女性の、願望と恐れの入り混じった連想ゲーム的な妄想。
男性の、リビドー直結、単発、簡単に食欲その他の本能に
すりかわってしまう妄想。
このあたりの描き方・描きわけが見事で、ちょっとした会話
を交わしたあとに二人が展開するそれぞれの妄想の違いが
ほんと面白いです。

35歳バツイチ学食のおばちゃんがそれなりに華やかな過去
と35歳にしてはかなり美しい外見の持ち主だったり、21歳
美大生がちょっとご都合なくらい「草食系」だったり、若干の
月9ドラマくささはありますが、女性誌掲載だししょうがない
のかな。むしろその枠に収めても収まりきらない作者自身の
業みたいなものの見え隠れ具合が面白いから、これでいい
のかも。

好きな女性の抽象画を具象を用いて描くというエピソードは
非常に詩的で好きです。

ヤマシタトモコのBL短編、ねむようこの連作短編、西炯子の
初期少女漫画短編あたりが好きな方におすすめ。

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